「50代の女性です。急に実家に来てご飯を食べにいこうと言う義姉。良い人なんですが、この時はすべてのタイミングが悪かった...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■マイペースな義姉はこちらの事情はお構いなし
2000年頃、私と夫が30歳くらいだった頃の話です。
私たちは夫の両親(当時義母53歳、義父59歳)と同居していました。
夫の家族は急に「ご飯に行こう!」と言い出すタイプでした。
私も外食は好きなので構わないのですが、夕飯の買い物が済んでから「いまからご飯を食べに行こう!」と言い出されると、いい気持ちはしませんでした。
ある休日のこと、夫は休日出勤でした。
いつもは夫と一緒に買い出しに行くのですが、この日はたまたま午後に私ひとりで夕飯の買い物に行きました。
買い物から帰ると、義母がうれしそうに言ってきました。
「いま、A子(義姉、当時33歳)から電話があって、夜、ご飯を食べに行こうだって。行きましょう!」
その日の夜は海鮮鍋にしようと魚やエビ、貝などを買っていたので、すぐ返事はできませんでした。
「鍋にしようと思って、生ものを買ってきたんですよ」
「そんなの明日でいいじゃない」
渋る私をバッサリ切り捨てた義母。
義姉は近くに住んでいて電話で誘いを受けると、義母はうれしくて義姉のことが最優先になってしまいます。
いつもなら反論してくれる夫は休日出勤で不在。
私は夫抜きで外食に行くのも申しわけなかったので、夫が帰宅したら一緒に店まで行くと義母に言いました。
■タイミングが悪く、対処の仕方もヘタだった...
そして夕方5時半頃、義姉家族が義父母を迎えに来て、義父母と義姉は「じゃあ先に行ってるね」と、私に言い残して出かけて行きました。
夫がすぐ帰って来ると思って待っていたものの、仕事が終わらないのか夜7時になっても9時になっても帰ってきません。
夫は仕事中に携帯を見られないため、連絡もできず...いまさら夫を放ってお店に行くことも、家で食べることもできず待つしかありません。
夜9時頃になって、義姉家族は義父母を自宅まで送ってきました。
「食べ損なっちゃったね!」と悪気なく言う義姉にイラっとしましたが、私はもう空腹で言葉も出ませんでした。
その後、なにかを食べたはずなのですが、なにを食べて空腹を満たしたのか覚えておらず、「ちゃんとした食事を食べられなかった!」という不満だけが残りました。
いま思えば、私は「夫が仕事なので私たちは行かない、義姉家族と義両親だけで行ってきて」とスマートに言って、夫が遅くなるならご飯は作っておいて、自分は先に済ますのが正解だっと思います。
あの頃はまだ若く、義家族から誘われたら一緒に行かなければならないという、よく分からない固定観念にとらわれていました。
義家族は悪くないのにうまく対応できなかった自分にイライラしてしまい、義家族に対して八つ当たりのような態度を取ってしまい恥ずかしい限りです。
いまは義姉とは良好な関係を築いていますが、あの時、義姉も私のことを融通の利かない人だと思ったかもしれませんね。
相手のことを責めるのではなく、もう少し柔軟に対応できるようになりたいものです。
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