「40代の女性です。結婚後、義母と同居して3人で暮らしていた私たち。毎日の晩御飯に頭を悩ませていた私は、レシピサイトを活用して乗り切っていました。ある日、そこで見つけた料理を何気なく作ったら...事件は起きました」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■義母と同居! 不安と期待が入り交じる結婚生活の始まり
いまから10年程前、結婚して間もない私(当時30歳)と夫(当時39歳)と義母(当時66歳)の3人で生活していた頃の出来事です。
毎日の晩御飯は「私が作ります!!」と宣言しました。
そうは言っても結婚するまで実家暮らしで、ろくに料理をしたことがなかった私は、日々の献立はネットで検索して作れそうなものを作るといった感じでした。
レパートリーもほぼ皆無で毎日困っていたのですが、そんな私を助けてくれていたのがレシピサイトでした。
家にある食材を検索欄に入力して、出てきた料理の中から作れそうなものを選んで作っていたのです。
夫が好きそうなもの、義母も食べてくれそうなもの...など考えながら、手探りで毎日晩御飯を作っていました。
2人の口に合っていたのか、特に文句も言わず食べてくれていたので、平穏な日々が過ぎていきました。
義母が私を受け入れてくれるか心配でしたが、何も言われないので私は安心しきっていました。
■何気なく作った料理で義母の地雷を踏むことに...
ある日、鶏もも肉で唐揚げや照り焼き以外に何か作れないかなと調べていたら、「鶏もも肉のトマトソース煮込み」を見つけました。
写真はとても美味しそうで、手が込んでいるように見えるけど、実はそんなに手間がかからず簡単にできそう。
「今晩はこれをメインにしよう!」と意気込んで作りました。
実は私はトマトが苦手なのですが、これなら食べられるし美味しく作れたので、夫と義母の反応が楽しみでした。
夕食になると夫は「とても美味しい‼」と喜んでくれました。
その顔を見て私は凄く嬉しかったのですが、喜んだのも束の間でした。
義母は料理を見ただけで「あっ、私こういうよくわからないの食べれないから!」と言ったきり、一口も食べてくれませんでした。
おそらく、それまでも気に入らない料理はあったのでしょうが、ここにきて我慢の限界に達したみたいでした。
料理が苦手ながらも、みんなが美味しく食べてくれるようにと一生懸命作った料理だったので、ものすごくショックで軽いトラウマになっています。
義母はもともと好き嫌いが多く、食べたことのない料理なんかは絶対に食べない人でした。
当時は義母のそういう面を知らなかったため、この時は口もつけてもらえなかったことにショックで、顔には出さないようこらえましたが、かなり落ち込んだ記憶があります。
夫にはまた作って欲しいと何回か言われましたが、私はこれがトラウマとなり、もう作っていません。
いまだったら「この料理は義母が苦手そうだな」とわかるので、義母が嫌がるものは出さないようにしていますが、当時はまだ新婚でした。
ショックを受けつつも反省した私ですが、義母も義母で「嫌いでも、もう少し言い方があるんじゃない...?」と思う体験でした。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。