「40代の女性です。先日、高速バスでマナーを見事に無視し続けた、非常識な人に遭遇してしまいました...。こんな人って世の中にいるのですね」
■高速バスで遭遇した非常識な人
先日、高速バスを利用した際に遭遇した、非常識な人の話です。
その男性(40代くらい)は私(44歳)の前の座席に座っていました。
バスが発車してしばらくして、私はうとうとと眠りにつく寸前だったかと思います。
すると突然、膝に痛みが走りました。
え...? と驚いて目を開けると、前のシートがリクライニングになっています。
シートこそ私に接触していませんが、簡易テーブルに置いていた私のペットボトルが膝に落ちてきたのです。
ちょうどキャップの固い部分が当たり、それが痛みの原因でした...。
突然シートを倒したことに対して、前に座る男性から一言もなし。
確かにリクライニングの了承についてはいろんな意見があると思いますが、なんだかモヤモヤします...。
またうとうとしていると、今度はその男性が大声で話し始めました。
なんと堂々と携帯電話で通話しています!
「いまバスの中だからあとでかけ直すわ!」と一応、場をわきまえたことを言っていましたが、「え? 聞こえない、なんだって?」と声を張り上げています。
これ以上話していたら運転手さんが注意してくれたと思いますが、このあとすぐに電話を切ったので収まりました。
そして、次は盛大な咳が始まりました。
バスの中は乾燥しがちですし、花粉やハウスダストで咳込む人もいるでしょう。
でもやっぱり、人が狭い空間に密集している場所で咳き込んでいると、どうも不安になってしまいます。
■度重なる迷惑行為からのトンデモ行動にびっくり!
バスは走り続け、サービスエリアでの休憩時間のこと。
私は降りずに座っていましたが、例の男性は降車したようす。
やれやれ、あと2時間ほどの我慢だなと自分に言い聞かせ、むりやり眠ろうと努めていました。
しかし、休憩時間が終わってもバスは一向に発車しません。
どうかしたのかな? と思い目を開けると、どうやらあの男性が戻ってきていないようです。
運転手さんはマイクで「申し訳ございません。もうしばらくお待ちください」と、丁寧に謝罪しています。
運転手さんは悪くないのに気の毒でなりません。
それから数分経過しても男性は戻ってこず、困り果てた運転手さんが様子を見に行くことに。
数分後、運転手さんと男性が戻ってきました。
そして、驚くことにこの男性、謝るどころかまったく悪びれた様子もなく、どさっと席に座ったのです。
「大変お待たせいたしました。予定の時間を大幅に過ぎてしまい、誠に申し訳ございません」
またもや運転手さんが謝罪しています。
結局、20分ほど遅れてバスは出発しました。
「人に迷惑をかけてはいけない」ということは、誰もが子どもの頃から言い聞かせられて育っているはずなのに、どういう思考回路なのでしょうか。
大人にも「常識学校」みたいなものがあればいいのに。
なかなかお目にかかれないレベルの非常識人と遭遇してしまった、残念な出来事でした。
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