アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■シミュレーション競馬が趣味の先生
先日同窓会があり、久しぶりに学生時代の担任の先生(A先生、現在70代後半)に会いました。
そのときに初めてA先生の趣味を知ったのです。
それは、ズバリ競馬。
でもA先生、いままで馬券を購入したことはないそうです。
20代の頃、競馬に興味を持ったA先生。
初心者が実際に馬券を購入して、外れてしまったら生活が苦しくなってしまう、でも競馬はやってみたい...。
そう考えたA先生は「とりあえず予想だけしてみよう」という結論に達しました。
慣れてきたら実際に馬券を購入すればよい、と思っていたそうです。
軍資金はまず10万円。
これは架空の軍資金です。
「競馬ノート」を作り、実際に馬券を購入したとしたら、というシミュレーションをしたそうです。
出走する馬と騎手を調べ、徹底的に分析しました。
人生最初のレースはビギナーズラックで予想が的中したそうです!
その後も分析を重ね、シミュレーションで馬券を購入し続けました。
「慣れるまでの練習」と考えていたA先生でしたが、想像上の競馬だけで満足してしまったのか、その後も実際に馬券を購入することはなかったそうです。
競馬が趣味というよりは、「分析すること」に楽しさを感じていたのかもしれません。
平日は仕事と競馬の分析と予想、そして週末は競馬のレースを楽しむという生活を約50年も続けてきたA先生。
真面目な人柄なので、「ギャンブルに散財するのはよくない」と考えるのはよく分かりますが、何十年も継続している趣味なのに、実際に賭けたことがないなんて、本当に堅実な方だと感心してしまいました。
このような趣味なら奥さまも安心でしょう。
■「お宝」と言っても過言ではない分析ノート
いまでも想像上だけで楽しんでいるようですが、もし実際に購入していたとしたら、プラスの総額はなんと数千万円とのこと...すごすぎる!
「そんなに勝てるのに、どうして実際に馬券を購入しないのですか?」と聞いたところ、「想像だけで馬券を購入したほうが思い切りよく買える。だから勝てているのだと思う」とのこと。
なんともったいない! と凡人の私は思ってしまうのです...。
そして、驚くべきはその分析ノートの冊数です。
一般的な、いわゆる大学ノートが30冊ほどになるというのです。
これまでに出走した競走馬と騎手の分析や予想、そして過去50年のレースの結果が記録されているこのノートは、もはや「お宝」と言っても過言ではありません。
しかもトータルで大きくプラスになっているということなので、ギャンブル好きな人にとっては喉から手が出る代物でしょう。
実際、知り合いなどから予想を依頼されることもあるそうですが、そういった依頼はすべて断っているとのことでした。
「素人のお遊びみたいなものだから」と、あくまで自身の姿勢を貫いています。
こういう欲のない人だからこそ、勝ち続けることができるのかもしれません。
いつまでもお元気で、これからも健全なギャンブルを楽しんでほしいと思います。
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