「ご近所さんからの騒音、悩まされている人は多いようですね。クレームを入れる、耳栓などで自己防衛する、対処法はいろいろあると思いますが...私の場合は逃げました」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
■「かわいい〜」と思ったら...1匹の子ヤギから始まった悪夢
それから1年後、大きく成長したヤギたちのもとにまた2匹の子ヤギがやってきました。
もう言葉が出ませんでした。
大声で鳴く2匹のヤギと、か細いながらも絶え間なく鳴き続ける2匹の子ヤギ。
私はカーテンを閉め切ったまま、イヤホンも常に着けた状態で生活するようになりました。
今年に入って2匹の子ヤギも成長し、それぞれが大声で鳴くようになりました。
私は外出していても空耳で鳴き声が聞こえるような状態に。
見物に来た人たちが「癒されるね」「可愛いね」と話しているのを聞くだけで、私はイライラして胃が痛くなりました。
特にしんどいのは朝です。
薄暗いうちにお隣さんは小屋を開けるので、私の目覚ましよりも1時間、日によっては2時間以上前から鳴き声が聞こえてきて眠れません。
母も多少気にしてはいるけれど、私ほどではないよう。
隣の家の人に相談したのですが、「困ったね」という程度の対応でした。
私が神経質なのでしょうか...。
そんなある日、買い物の帰りに裏の家に停まっている車の荷台を見たら、動物を入れるカゴらしきものが...。
慌てて家に入り窓から見てみると、今度は鶏とウサギ!
その日から裏の家の庭はまるで「ふれあい動物園」のように賑やかになりました。
動物たちの鳴き声と子どもたちの騒ぐ声で、私は我慢の限界でした。
これ以上動物が増えないうちにと必死でアパートを探し、家から車で15分程の物件を探すことを母に宣言。
母も私がしんどい思いをしていることは知っていたので反対はなく、ついに引っ越すことにしたのです。
アパートに移ってもしばらく、ヤギの鳴き声が聞こえる気がして眠れない日もありましたが、引っ越しから半年を過ぎていまは落ち着いています。
ただ、実家に帰ると相変わらず周辺には鳴き声が響いていて、そこで暮らしていた記憶がよみがえり鳥肌が立ってしまいます。
漫画:とんちきくま/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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