「あほか、お前は!」せっかくのリゾート気分が...理不尽に「キレちらかす夫」にうんざり

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■楽園の島で楽しいダイビング講習のはずが、好奇の目に晒される事態に...

17年前、私(当時42歳)と外国人の夫(当時37歳)は、インド洋の島モルディブでダイビング用コンパスを使った、海中でのナビゲーション実習の最中でした。

海の中で正方形及び正三角形を描いて元の場所に戻ってくるという訓練なのですが、私は海中に潜ってから、正方形か三角形、どちらの形を先に描かなければいけなかったか忘れてしまったのです。

海中で私が「四角形と三角形、どっちが先?」と、海底の砂に絵を描いて夫に尋ねたところ、夫は「聞いてなかったのか!」と水中で手を前後左右に振り回し、大げさなジェスチャーで怒りだしたのです。

私はその反応にイラっ。

なんとかナビゲーション訓練を終えて水面に浮上したのですが、夫はゴーグルを外すやいなや背後に勢いよく放り投げ「あほか、お前は!」とヒステリックに叫び出しました。

私も「そんなに怒ること?」と反撃!

しばらく言い争ったあと「どちらが先に喧嘩をやめるんですか?」というインストラクターの声が聞こえて、ようやく我に返りました。

周囲を見ると、課題を終えて海面に浮上してきた講習生全員が、唖然としてこちらを見ています。

「すいません!」とボートに上がりましたが、それからの沈黙と他メンバーからの好奇の目は耐えがたいものでした。

幸いライセンスは取得できましたが、陸上でも喧嘩ばかりしている私と夫は、海中ではなおさら分かり合えない仲だということが分かりました。

それからは特に水中では、夫にはあえて冷ややかに対処するようになりました。私たちが両方熱くなって喧嘩になったら他の人にとっても危険だからです。

■夫を理解しようなんて無駄なだけだと痛感...

その後、別の場所でのダイビングでも、水中に潜った途端に酸素ボンベに空気が少ししか入ってないことに気づいた夫は、怒りながら私に近づいて来ました。

なぜ私に怒ってくるのかまったく意味不明です。

たとえ残圧計の数字がゼロでもしばらくは空気が吸えるはずなので、「そういう問題は私にではなくあっちにね」という意図を込めて、インストラクターのほうを指差す私。

使用済みの酸素ボンベを間違って用意したダイビングサービスのミスでもありますが、船上で空気をチェックしていないのは夫自身の基本的なミスです。

他人のミスはヒステリックに糾弾、自分のミスにさえ逆ギレして水中で私に突っかかってくる夫。

「なぜ私に怒ってる?」なんて理解しようとするだけ無駄ですね。

夫婦関係はもう諦めの境地です。

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