「40代の女性です。常識が通じない人ってたまにいますよね。善意で対応しても徒労に終わることもあるのだと実感した出来事でした」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■「泊まるところがないんです」深夜の突然の訪問者
2002年の出来事です。
当時、私は土日にユースホステルのお手伝いをしていました。
ユースホステルとは、主に青少年の旅行者向けに提供している低価格の宿泊施設のことです。
会員になることでさらに低価格で宿泊することができるため、会員さんの利用がほとんどでした。
予約なしで泊まりに来る人はそれまでいなかったのです。
しかしある日の夜、23時過ぎに突然の2人の女性がやってきました。
どうやら、宿を予約せずに旅行に出たら、どこにも泊まるところが見つからなくて困っているとのこと。
大学生のようでしたが、連れは彼女たちの他に3名で、合計5名。
そのうち1人の女性は今でいう「地雷臭」がほんのり漂っていました。
偏見かもしれませんが、なんとなく危険な印象だったのです。
対応した60代男性のユースホステルの施設長は「今日は空いていますが、あらかじめ予約している人しか入れることができないんですよ」とキッパリ伝えました。
これで諦めてもらえると思ったのですが、地雷風の女性から「本当に泊まるところがなくて困っているの。空いているんでしょ? お願い...! キラキラ」な視線を浴びせられ続ける羽目に。
無下にもできなくなった施設長は「今日だけですよ。何も準備はできていませんから、自分たちで布団を敷いて、寝るだけにしてくださいね」と答えてしまいました。
そして、予約していないことや何も準備していないことなどの理由で、無料で貸し出すことになったのです。
■やはり泊めるべきではなかった! 地雷系女子のお騒がせタイム!
御一行様は、女性3名、男性2名でした。
女性2名と男性2名のマナーは良かったのですが、地雷風の女性がやらかしてくれました。
地雷風の女性は社会人の彼氏がいるそうなのですが、忙しくてあまり構ってくれないのだとか。
そしてあろうことか、なぜか持参していた瓶のお酒をそのままラッパ飲みし、大泣き...そして踊り始め...。
手に負えない人を泊めてしまったことに、施設長も私も頭を抱えてしまいました。
一緒に来ていた女性2名と男性2名が「もう寝ようよ!」と何度も止めに入っていたものの、騒ぎは明け方まで続きました。
せっかく泊まりに来たのに帰りには疲れ果てている御一行様(1名を除く)。
その騒ぎに頭を抱え続けた施設長と私も疲れ果てていました。
地雷風の女性は、夜中の出来事を覚えているのかいないのか、悪びれた様子もなく帰っていきました。
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