えっ、鍋のシメに「あれ」を入れないの!? 社会人になって気付いた我が家だけの「鍋ルール」【漫画】

「みなさん、家族だけの『当たり前』をよそでやって、またはやろうとして恥をかいたことはありませんか? 私の場合は『鍋のルール』がそうでした。普通に考えたら非常識な習慣だったなと...」

親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?

えっ、鍋のシメに「あれ」を入れないの!? 社会人になって気付いた我が家だけの「鍋ルール」【漫画】 459_001.jpg

■それぞれが使用したポン酢を鍋に入れて雑炊を作っていた我が家...

さて、私も大人になって就職し、会社の忘年会で鍋を囲む機会がありました。

鍋も美味しいけれど私の楽しみは締めの雑炊...ですが、ここでようやく私は我が家の鍋のおかしさに気づくことになるのです。

忘年会も終わりに近づき、鍋の中身もあらかた片付いたところで、「そろそろ雑炊にしようか」と、鍋奉行らしき先輩が宣言。

ワクワクして待っていると、先輩がごはんを入れてくれました。

私はじっと待っていました。

いつ「あれ」を鍋に投入するのかと...。

「あれ」とは、いままで自分が鍋を食べるときに使っていた取り皿のポン酢です。

我が家では、自分の取り皿で使っていた使用済みのポン酢を雑炊の味付けに使っていたのです。

このとき私はハッと気づきました。

「家族のなら構わないけど、赤の他人の食べた後のポン酢なんて気持ち悪い...どうしよう!」

もちろん、使用済みのポン酢が入れられることはなく、普通に作られた雑炊はみんなに配られました。

「そうか、そうだよね、これは我が家だけのルールだよ...」

そのとき初めて我が家の習慣がおかしいと理解したのです。

鍋の締めの雑炊づくりのときにやっていたことは「誰にも言わないでおこう」と誓った22歳の冬でした。

この雑炊の作り方、いまの家族ではやりませんが、実家に帰ったときはたまにやってしまいます。

出汁でいい感じに薄まったポン酢で作る雑炊はやっぱり美味しい...。

文字通り、我が家の門外不出の秘密の味です。

漫画:黒木めめ/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記

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