「40代の女性です。53歳の夫には変なこだわりがあります。自己流を貫くのでいつも私は振り回されてばかり。特に2023年の夏は大変でした...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■明らかに病気なのに、絶対に病院に行かない夫
53歳の夫は、何かにつけていつも自己流を貫きます。
そして、いつも痛い目を見ています。
例えばこんな感じです。
「肉なんて塩を振ってラップで密閉して冷蔵しておけば日持ちするんだ、冷凍は必要ない!」
そう言って冷蔵庫に長い間入っていた肉を食べて「なんだかお腹が痛いな...」など。
そんな夫の自己流が2023年の夏に大惨事を引き起こしました。
ある日、夫が「足首がかゆい」と言い出し、普段から使っている薬を塗り始めました。
そのときはあまり気にしていなかったのですが、しばらくしてもまったく症状は改善しませんでした。
毎日「かゆい、かゆい」とぼやく夫に対して、私が病院をすすめても「いつもこの薬で治るから。病院はめんどくさい」と病院に行かなかったのです。
しかしそのうち、足首の症状は明らかに悪化していきました。
最初のうちは少し赤くなっていただけなのに、赤い部分が広がって明らかに健康な皮膚には見えません。
「いつもの薬を塗ってもなんか悪くなってない? ちゃんと合う薬をもらってきたほうがいいんじゃない?」
「いや、この赤くなっているのは靴下やズボンでこすれるからだと思うんだよ。現にこすれるともっとかゆくなるし、こすれないように足首にサランラップを巻いてガードすれば大丈夫だと思う」
私が注意しても、またしても自己流の治療を続けたのです。
■ついに観念したのか病院に行くと思いがけない診断が
足首は一向に良くなりませんでした。
そのうち寝ていても「かゆい、かゆい」と言って騒ぎ出したり、かゆみで起きてしまったりして、明らかにイライラし始めました。
足首の状態も見るからに異常になりました。
もう赤くなっているのを通り越して紫や黒に近い色になってしまい、面積も最初の倍以上に広がっていました。
季節はちょうど夏真っ盛り。
ただでさえ猛暑で寝付きが悪いのに、かゆくて眠れない日々が続き、さすがの夫も根を上げたのか、やっと病院に行く気になったようです。
病院で受けた診断は、まさかの水虫。
さらに案の定というべきか、普段使っている薬での治療やサランラップを巻くことは逆効果だったことが分かりました。
普段使っている薬は免疫力を抑える作用があるので、水虫に使うと菌が増殖してしまうということでした。
また、水虫は乾かすことが大切なので、サランラップを巻いて風通しが悪くなったことで、さらに悪化したようです。
自己流の治療をやめて処方された塗り薬を使ったら、水虫はあっという間に治り、跡形もなくきれいになりました。
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