「50代の女性です。義妹の結婚式で、反抗期であるはずの甥っ子のジェントルマンな姿に感動してしまいました...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか？
■可愛いかったアメリカ人の甥っ子も、思春期になりそっけなくなって...
私（53歳）には15歳の甥っ子がいます。
夫（44歳）の妹（41歳）の息子で、アメリカ在住のティーンエイジャーです。
初めて会ったときはまだ4歳。
幼児語の英語しか話せず、でも一生懸命に日本からきた叔母の私に、自分のお気に入りのおもちゃやアニメのことを説明してくれたのを、昨日のことのように思い出します。
そんな彼も成長し、思春期を迎えました。
シングルマザーになった義妹とはときどきZoomで連絡を取るのですが、そばにいるであろう甥っ子に呼びかけても、以前とは違いすっかりそっけない態度です。
チラッと画面を見てサッと自分の部屋に行ってしまいます。
年齢的に仕方がないことですが、実に寂しい限りで、特に甥っ子が可愛くて仕方ない夫は、そんな姿を見て思春期だからと理解はしていますが、寂しそうでした。
■可愛い甥っ子の成長がうれしいやら寂しいやら...
しかし、3年前のことです。
義妹が再婚することになり、甥っ子に新しいお父さんができました。
結婚式に招待されたのですが、コロナの流行により、当時はアメリカに簡単には入国ができず、私と夫はZoomで参加することになりました。
母親の再婚...甥っ子は反抗期・思春期の真っ最中です。
いままでのように母親が自分だけのものではなくなる、おまけに急に父親ができる...大きな変化を私も夫も大変心配していました。
でも、結婚式の様子をZoomで見て、私も夫もとても驚きました。
参列者の女性をエスコートして椅子に座らせたり、式場のドアを開けて待ってあげたりと、反抗期真っ盛りの甥っ子が立派な紳士のように振る舞っていたのです。
新しい父親に対してもきちんと敬意を持って接している様子。
その立派な姿に、私はもう嬉しいやら頼もしいやら...。
私の膝に乗ってベッタリと甘えていた姿はなく、大人の立ち振る舞いができる青年に成長したことが嬉しくもあり、少し寂しくもありました。
夫によれば「アメリカでは、子どもの頃から紳士的な振る舞いを学んでいくもの」とのこと。
そのおかげでしょうか、我が夫も家では少々だらしない行動をしていますが、一歩外に出ればレディファーストはもちろん、私の荷物をサッと持つなど、大変気をつかってくれます。
先日、甥っ子から体調を崩していた私に「早く元気になって会いに来てね。また一緒にアイスクリーム食べよう」と、私を気遣う優しい連絡がありました。
弱っていた私にはどんな薬よりも特効薬になりました。
アメリカに遊びに行ったときは、甥っ子と2人で近所のスーパーマーケットに行ってアイスクリームを買い、義妹には内緒で一緒に食べるのが恒例行事です。
私のことはどうもてなしてくれるのでしょう、少しは甘えてくれるのかな？
日本からのたくさんのお土産を持って、近々会いにいこうと思っております。
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