ゴミ屋敷に住む50代の弟。一部のマニアの間で「カリスマ」扱いされている理由は?【みなさんの体験記】

「50代の男性です。弟は収集癖がエスカレートし、空き缶まで集めるようになりました。ゴミ屋敷に暮らす姿に家族は心配していたのですが...」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■収集癖が高じて空き缶を集めるようになった弟

50代前半になる私の弟の変わった趣味の話です。

弟は小さい頃からいろんなものを収集するのが趣味で、飽きっぽい私が古くなったものをどんどん捨てていくのと対照的に、切手やコインなど何かを好きになると長期間にわたって集め続けていました。

弟が大学生になる頃には、すでに部屋はコレクションで溢れかえり、入りきらなくなったものをスカスカの私の部屋に置くようになる始末でした。

しかしその後、社会人になって会社の寮に住むこととなった弟。

独身寮は2人部屋で収納スペースがなく、学生時代のコレクションを実家に残したまま、やむなく弟は収集をストップせざるを得なくなりました。

ところが、30代になって独身寮を出て賃貸物件で1人暮らしを始めると、それまでの反動からか、学生時代よりもさらに収集癖がエスカレート。

あまり他人が集めていないものをコレクションすると言い出して、古い雑誌やポスターなど、マニアックなものを収集するようになっていきました。

広めだった物件も、あっという間にものでいっぱいに。

そして、いまから5年前、私が久々に弟の家を訪問した時です。

部屋は驚くような状態になっていました。

室内だけでなく、廊下などにも「空き缶」が散乱し、足の踏み場もない状態になっていたのです。

理由を聞くと、弟は空き缶のコレクションを始めていたのです。

■家族の心配をよそに、弟はマニアのカリスマに⁉

いくら何でも空き缶なんて...。

私にはゴミ屋敷に見えました。

コレクションとして世の中の人は認めてくれるはずがないし、近所の人たちにも変人だと思われてしまう。

そう思って、すぐに止めるようにアドバイスしたのですが、弟は全く聞き入れませんでした。

そして、自分の趣味を悪く言うのなら付き合いたくないと言い出し、私や両親と音信不通になってしまいました。

私や両親は、弟が精神的に病んでしまったのではないかと心配になってしまいました。

そんな中、2023年の秋に珍しく弟から電話がかかってきました。

「空き缶収集で近所の人とトラブルになったのでは!?」

ドキドキしながら話を聞くと、何と有名な空き缶コレクターとしてテレビ局の取材を受けたと言うではないですか!

いつの間にか弟は、空き缶コレクターとしてマニアの中でも有名な存在になっているんだそうです。

最近は、道を歩いていても捨てられた空き缶に目が行き、限定パッケージのものなどが落ちているのを見つけると幸せな気分になるとか。

そのような趣味を持つ人が全国に何人もいることにも驚きましたが、自分の趣味が認められてイキイキとしている弟の様子に、私も両親もあきれながらもホッとしました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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