「50代女性です。更年期で体調が優れず、何をするにも億劫だからと引きこもっている人、多いのではないでしょうか? でも、何もしないより、思い切って行動してみるのがいいのだと学びました」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■更年期の体調不良があるきっかけで楽しい快適な毎日に!
私はもうすぐ53歳になります。
更年期のため3年ほど前より体調が優れず、また通院してもあまり体調が改善しない状況だったので、とうとう仕事をギブアップ。
生活を見直してもっとゆっくりと暮らしたいと考え、思い切って退職しました。
退職後、しばらくは溜まった疲労のためか毎日の生活で精一杯でした。
でも、この先あと何年続くのか分からない更年期、何かできることはないかと、ネットで検索したり、友人に聞いたりしていました。
すると、更年期で同世代の友人曰く「ジムで汗を流すと体調が良くなったという人が多いよ」とのこと。
しかし、自宅近所のジムでガラス越しにトレーニングしている方たちの姿を見て「あ、私には無理だ」と思ってしまいました。
友人曰く、ジムで運動中の自分の姿が鏡に映るのを見ると最高な気分になると言うのですが、私はとてもその気にならず、結局何も解決しない状況でした。
そんなとき、知り合いの女性のAさん(60代)が更年期で体調を崩したとき、ポスティングや問屋でのピッキングのアルバイトで体を動かすことでかなり元気になったと聞きました。
どうせ鬱々と自宅にいるだけでは解決にならないと、思い切ってホテルの清掃の仕事を始めました。
これが本当に大正解だったんです!
■清掃の仕事でお金をもらってエクササイズ!
経験したことがある人は分かると思いますが、ホテルの清掃はなかなかの重労働です。
毎日、目一杯に体を使うため汗もかき、長年の事務仕事で凝り固まっていた体もスッキリ。
何より自宅以外の場所で思いっきり体を動かすことが実に気持ちがよくて、体調もどんどん良くなりました。
ベットからシーツや布団カバーを剥ぐ際は、腕だけで行うと肩を痛めてしまうため、腕だけでなく背中の筋肉も使います。
また、マットなどを動かす際は、中腰にならないように気をつけながら、腰に負担がかからないように腹筋も使います。
ジムにあるトレーニングマシンと同じとはいかないにせよ、かなり負荷の大きい運動です。
コロナ禍も落ち着き、観光などでホテルを利用される方が増えてきたこともあり、忙しすぎて帰宅した途端に床に座り込む日もありました。
また、大急ぎでシャワールームを清掃する際にボタンを押し間違えてしまい、全身に水を浴びて、びしょ濡れの状態になったこともあります。
でも、ジムに通うには入会金、スポーツウェアなどにお金がかかってしまいますが、いまの仕事は制服が支給されます。
体を動かすことで体調は良くなり、ダイエットもできて、さらに給料までもらえます。
いろいろといいことがあって毎日ウキウキです。
もちろん、手荒れが酷くなってしまったり、ネイルがすぐ剥がれたり、爪が割れたりなどの問題もあります。
その対策として、最近は手袋を使う、仕事の後にはいい香りのハンドクリームを使うなどしながら、毎日運動...いえ仕事に通っています。
未経験だった清掃の仕事で、更年期の体調不安な自分にもできるのか心配でしたが、思い切って始めてよかったと思います。
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