「40代女性です。夫に浮気疑惑があったとき、不眠症になってしまった私。でも、あるものを見ると眠れるようになり、不眠症が解決したと思い喜んでいたのですが、それが別の問題を引き起こしていたんです」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■浮気を疑い、悶々とした日々を送る私は不眠症に...
2013年10月、元旦那(48歳)の浮気を疑っていた私は、毎日悶々とした日々を過ごしていました。
娘(20歳)と息子(15歳)が当時はまだ小学生と幼稚園児だったため、日中は仕事と家事と育児が忙しくて気が紛れていました。
しかし、子どもたちが寝てしまうと、急激にざわざわと嫌な気持ちが湧き上がり、毎晩夜中まで1人でお酒を飲むようになりました。
かなりの量のお酒を飲んでやっと眠りにつく日々です。
そんな日々に不安を感じた私は、友人(46歳)に相談しました。
「そんな生活を続けていたら身体を壊すから、不眠症の治療をしてくれる病院に行ったほうがいいわよ」
友人がそう言ってくれたものの、私は病院には行かず、その日も大量のお酒を飲みながら1人で悶々としていました。
そして、何の気なしにテレビをつけると、深夜のお笑い番組が始まったのです。
もともと子どもの頃からお笑いが好きだった私。
子どもたちが生まれてからはお笑い番組を見る時間もなくなっていたことを思い出し、そのまま番組を見ることにしました。
久しぶりに見ると面白くてゲラゲラと大笑いし、番組が終わると笑ったことが良かったのか嫌な気分が消え、とてもすっきりした気分に。
その日はぐっすり眠ることができたのです。
■お酒への依存が今度はお笑いに依存し...
「そうだ! これから眠る前にお笑い番組を見て1日をリセットしよう」
そう思った私は、翌日もお笑い番組を見ようとテレビをつけました。
当然ですが、お笑い番組は私のために放映されているわけではないので、「見よう!」と思っても都合よく放送されていません。
そこで、翌日からの1週間分のお笑い番組欄をチェックして、自分が家事などで見ることができない番組を全部録画予約しました。
このようにして「夜中にお笑い番組を見てから寝る」ことが習慣化していったのです。
翌日早く起きないといけない日、子どもたちの学校や幼稚園の行事などで昼間クタクタになった夜などは、お笑い番組を見ないでベッドで横になる日もありました。
しかし、その日にどんなことが放送されたのか気になってしまい、モソモソと起き出して見てしまうのです。
2023年3月に離婚してシングルマザーとなった私は、平日は会社勤めのため夜中までお笑いをゆっくり楽しむ時間はありません。
最近は見逃し配信があるので、わざわざ番組を予約しなくても問題なく、ベッドで横になりながらスマートフォンで見ることができるため、「寝る前にお笑い番組を見る」という習慣は続いています。
どんなに眠くてもお笑い番組を見ないと眠れない体質になってしまった私は、眠気と戦いながら、今夜もお笑い番組を見続けています。
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