「40代の女性です。夫のいびきを我慢し続けた日々。しかし、自分の快眠と心の健康がいちばん大切だと気付き、強気な態度をとることにしました。さらなる快適を手に入れるため、私の戦いは続きます」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■夫のいびきが爆音すぎて寝られない!
私(43歳)の夫(44歳)は若い頃からいびきがひどく、これまでいろいろな対策をしてきました。
枕を替えてみたり、はたまた枕なしで寝てみたり、貼ることで鼻のとおりが良くなる鼻用テープ、または口呼吸防止の口用テープなどなど。
さらに「肥満が原因かも?」と考え、ダイエットを勧めてみたことも。
さまざまな対策を行ってきましたがどれも夫に効果はなく、止まらないいびきに悩んでいました。
とは言うものの、悩んでいたのは私だけ。
本人は自分のいびきに気が付きませんし、子どもたちは成長とともに自室で寝るようになったので、被害者は夫と同じ部屋で寝ている私だけでした。
子どもが赤ちゃんの頃、夜中の授乳や夜泣きなどにより私は慢性的な寝不足でした。
それは子どもの成長過程の一環のため、仕方のないことです。
そんな子育ての合間に「やっと眠れる...」と思ったら、夫の地響きのようないびきが聞こえてきて何度もイライラさせられました。
大きな声を出すと赤ちゃんが起きてしまうので、夫を足でつんつんして刺激を与えると、いびきが弱くなります。
しかしそんな平穏はつかの間...しばらくすると、また大音量のいびきが聞こえてきます。
夫に何度も「いびきをなんとかしてほしい」と懇願してきましたが、当の本人は気持ちよく寝られているので、私のお願いなど右から左。
それがまた腹立たしい...。
寝室を別にすることも提案したのですが、これに対しては「寂しい」という理由で却下されました。
わがまますぎると思いませんか?
■どれだけうるさいか夫に自分のいびきを聞かせたところ...
そんなある日のことです。
いびきによる寝不足とストレスにとうとう我慢ができなくなった私は、夜中に夫のいびきを録音し、翌朝夫に聞かせました。
すると「このくらい我慢しろよ」と夫...。
ますます頭にきた私は、その日の夜、夫が就寝してから夫の枕元で、録音した夫本人のいびきを流したのです。
私が毎日聞いているのと同じくらいの音量にして。
初めのうちは「うーん...うーん...」と寝苦しそうにしていた夫。
しばらくして「うるさい!」と飛び起きました。
いびきの音を聞かされたのだと確認すると、「お前はなんでこんなにも思いやりがないんだ! オレが寝不足になったらどうするんだ!」と怒鳴られました。
これまで毎晩、何年間も聞かせられてきたいびきを、ほんの数分間、しかも当の本人に聞かせたことでこんなにもキレられたのです。
そのとき私は、これまで何年も悩み、我慢し、夫が無呼吸症候群になったらどうしよう、などと心配してきたことを心から悔やみました。
こんな理不尽な思いをしてまで同じ部屋で寝ることはない。
私は間違ってはいない。
その日から寝室を別にしました。
もう文句は言わせません。
しかし、1階と2階に別れたにもかかわらず、真夜中の静けさが訪れると、なんと別室の夫のいびきが聞こえてくるのです...手ごわい!
ちなみに、ある国では、夫婦の離婚原因としていびきが上位にくるそうです。
憎きいびきからいつか解放される日が来ると信じて、なんとか耐え忍ぶ日々です。
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