「43歳の女性です。若い頃と違い、あちこちに不調が出始める40代...。その予防も兼ねて、栄養面を気にする気持ち、みなさんもありますよね? でも、どんなに体にいいものでも、度が過ぎてしまうと...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■体にいい「ワカメ」をくれる優しい友人
私の知人のSさん(40代後半、女性)の話です。
Sさんは、自分が試して体に良いと思ったものを、友人知人やご近所さんに押し付けがましくなく「よかったら試してね」と、勧めてくれる優しい人です。
Sさんは、私が虚弱体質で、あまり丈夫でないことを知っているので、しょっちゅういろいろな食材を「お裾分け」してくれます。
私は申し訳ない気持ちでいっぱいですが、サバサバした性格のSさんは、「気にしないで! たくさん買うと安いから買いすぎちゃうのよね。私が好きで、お裾分けしてるんだから全然気にしないでね」と。
これまでにも、もずくやコラーゲンの粉末、はちみつ、ナッツなどをいただいています。
どれもSさんが体に良いと思い、大量買いしたものだそうです。
そんなSさん、2023年の夏にはまったのが「ワカメ」でした。
「海藻は体に良いし、カロリーも少ない。美容にも健康にも最適なの!」
「しかもカルシウムが多いの。女性には特に良いのよ!」
Sさんは力説していました。
我が家は家族全員、ワカメが好きですし、キッチンに常備しています。
そのため「もらうのは申し訳ないから...」と言っても、「だって大量にあるのよ、食べきれないくらいだから気にしないで!」と、Sさんは半ば強引に渡してくれました。
どうやらSさん、お味噌汁やスープだけでなく、乾燥ワカメはミキサーで粉にして、コーヒーやヨーグルトに入れているそうです。
トーストにもバターと粉末ワカメをのせて朝食に。
夜ご飯もワカメ入りのチヂミやお好み焼きなどと、とにかく朝、昼、夜ごはん、すべてがワカメ尽くしだというのです。
「そんなに食べるの!?」とびっくりしたのですが、後日ワカメ入りチヂミやワカメ入りお好み焼きをくれたので食べてみたら、ワカメの風味と香ばしさで美味しいのです。
美味しくて健康に良いならいいよねと私も納得したのですが...。
■Sさん流「究極のワカメメニュー」に困惑
そんなSさんのおすすめのメニューでも、さすがにちょっと...と尻込みしてしまったものがありました。
それは、いつものように「たくさん作ったし、お裾分けね」とくれたのはカレー...なんと具がワカメのみのワカメカレーでした。
野菜や肉は細かく刻んで煮込んだから形がないのかなと思ったのですが、本当に具材はワカメだけだったのです。
食べても何だか物足りないですし、家族も「うーん」という反応でした。
申し訳ないですが、私は「もはやこれ、カレーなのか?」と思ってしまいました。
Sさんは別のブームがくるとそれまでの食材をピタッとやめてしまいますが、ワカメブームは継続中...。
正直、私は好きだったワカメが苦手になりかけている状態なので、Sさんのワカメブームが終わるのを心待ちにしています。
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