「海外在住の47歳女性です。知人に日本の学生さんを相手にした、ホームステイのホストファミリーをされている方がいます。その方、日本人留学生を受け入れた後、いつも私に連絡をくれます。その内容はうれしいこともあれば、ちょっとモヤっとすることもあり、いろいろと複雑なもので...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■留学生が帰った後に必ず来る連絡
現在、海外に住んでいます。
私の知り合いに、日本の学生を対象としたホームステイのホストファミリーをされているJさん(50代)がいます。
Jさんの家では欧米系白人のファミリーで、社会人の息子が2人います。
Jさんは、すでに家を出た息子2人が使用していた部屋を留学生に提供しています。
ここ数年はコロナ禍のため活動を停止していましたが、2023年からホストファミリーの募集に再度応募したそうで、夏休み期間中に数組の男子高校生を受け入れたようです。
そしてJさん、日本から留学生を受け入れた際には必ず私に連絡をくれます。
その内容は「今回は抹茶のおモチみたいなお菓子よ~」「お饅頭みたいよ~」などというもの。
実はJさん、日本が大好きで何度も旅行へ行っているのですが、家族全員が日本の和菓子系が苦手。
食べられないお菓子を持て余したJさんは、譲りたくて日本人の私に連絡をしてくれるのです。
おかげで、これまで饅頭系やお餅系、あんこ系、抹茶系といったお菓子をたくさんいただきました。
中には粉末状の抹茶ラテやお汁粉などもありました。
海外在住の私にとって、こういった日本の味は貴重なので、とてもありがたいです。
私のほうはJさんが好きなチョコレートやワインなどを持参し、物々交換するようにしています。
■和菓子は大好きだけど...本当にもらってもいいの?
しかしながらホームステイにやって来る学生さんたちはきっと、ホストファミリーへのお土産を一生懸命考えながら選んだのでしょう。
私自身も過去に海外ホームステイの経験があり、評判のいい和菓子をお土産に選んで渡した経験があります。
当時は「日本の味を知ってもらいたい」「日本が誇る和菓子を食べてもらいたい」という思いでお土産を選んでいました。
だから「日本らしいもの」を選びたいという気持ちは分かります。
お土産の中には、恐らく留学生本人ではなく、親御さんが選んだと思われる名店の高級最中などもあります。
きっと我が子がお世話になる海外ホストファミリーのため、吟味されたに違いありません。
そう思うと、裏でこっそり私がいただくのは少し胸が痛みます。
とはいえ、ひょっとするとJさんは、もしあげる相手がいなければ、賞味期限が切れるまで放置して捨てていたかも知れません。
実は私も東ヨーロッパ出身の留学生からいただいたお菓子が口に合わず、賞味期限が切れたために捨ててしまった経験があります。
そう考えると、学生さんやその親御さんたちには申し訳ないですが、お土産を無駄にしないため、食べることで貢献しているんだと勝手に思うようにしています。
つい先日もJさんから連絡がありました。
内容は「今回はクッキーやチョコレートだから、もらってくれなくていいわ」でした。
いくら習慣になっているとはいえ、ゆずる気がない場合はわざわざ連絡してくれなくてもいいのにと思う私でした。
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