「遠方に住む義母(80代)は、学歴話が大好き。よく誰がどこの学校出身で...と話してきて、私(43歳)は辟易しています。そんな義母には『出身学校が同じであればみんな知り合い』という謎の思い込みがあり、そのせいで先日こんなことがありました」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■「出身学校が同じであればみんな知り合い」と強く思い込んでいる80代の義母
遠方に住む義母(80代)は、学歴話が大好きです。
ただ、義母が暮らしている地元の学校の偏差値などには詳しいのですが、首都圏に住んだことがないためそのあたりの学校には疎く、「東京の○○大学は△△大学より頭がいい!(つまり偏差値が高い)」など誤った認識をしていたりします。
そんな義母、「出身学校が同じであればみんな知り合い」と謎の思い込みをしていて、ちょっとそれは...という発言をすることが多々あります。
以前、私の友人が○○大学出身だという話をしたときのことです。
友人の話をしていたら「その子はどこ大学なの?」と義母に聞かれて濁すのも面倒なので答えたら、「あら、そしたらAさんと知り合いかしらね!」と言い出したのです。
このAさん、義母より年下ではありますが70代です。
そして私の友人は40代。
さらに、その大学は生徒数が1学年1万人を越えるマンモス学校です。
たまたま大学が一緒なだけで、接点があるわけがありません。
「同じ大学出身だからといって、全員が知り合いなんてことないんじゃないでしょうか...」
私が言うと「そう?」と答えた義母でしたが、「そんなもんなの? 分からないわ」という表情をしていてびっくりしました。
万が一という可能性もありますが、普通に考えて、知り合いである確率は少ないですよね。
それを理解してくれないのです。
■夫の友人に言った義母の言葉に唖然...
それも身内の中の会話だけにとどまっていればまだいいのですが、先日、ちょっと恥ずかしいことがありました。
義母、夫、私、子どもの4人で夫の地元にあるデパートに行ったところ、夫の友人Bさん(40代)に会いました。
夫は「久しぶり!」とあいさつしつつ、軽く話していました。
Bさんが東京に出たあと地元にもどって就職したという話に及んだ際、夫が「ああ、△△大だったよね」と言ってしまったのです。
それまで黙っていた義母はすかさず「△△大! だったらCさんって知ってるかしら。工学部卒業でT社に勤めたあとに定年退職したんだけど」といきなりぐいぐいと会話に入ってきたのです。
夫は慌てて「そんなお母さんと同年代の人、知ってるわけないじゃないか!」とフォローしたのですが、Bさんは苦笑い。
私はよその人にも言っちゃうんだ...と引いてしまいました。
義母には悪気はないのです。
でも同じ大学出身だからと言って知り合いではないこと、出身学校を気にするのはよくないといっても絶対に聞いてくれません。
世間知らずというか礼儀知らずなうえ、こちらの言うことを聞いてくれない頑固さが起こすこのちょっと迷惑な行動...。
でも80代の義母に、いまから考え方を変えてもらうのは難しいんだろうなと半ばあきらめています。
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