「なぜか和太鼓サークル存続の危機にお呼びがかかった私(54歳・男性)。和太鼓のゲームなら好きなのですが、リアル和太鼓はどんな感じなんだろう? と思いながら実際に叩いてみると...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■突然のお声掛けは、サークル存続の危機?
20年ほど前、我が家には家庭用ゲーム機と太鼓のゲームソフトとそのゲームソフト専用の小さな太鼓とバチがありました。
そのゲームが上手なわけではないのですが、大好きでした。
家の太鼓は小さいのでたまにゲームセンターへ行き、大きな太鼓を叩くのがもっと好きでした。
しかし、いつしかマイブームは過ぎ、だんだんとやらなくなっていきました。
そして、いまから4年ほど前(2019年)のことです。
ソフトボールチームの先輩(当時58歳)から連絡が入りました。
「和太鼓やらない? 人がいなくて存続の危機らしくてさ」
「え、和太鼓? 存続?」
町にある和太鼓のサークルへ勧誘の電話でした。
和太鼓のサークルが町にあることも、存続の危機ということも知らなかった私は驚きました。
和太鼓ゲームが好きだった私としては「本物の太鼓を叩いてみたいけど...なんで私? 存続の危機って面倒なことにならないのかなぁ?」と興味がありつつも、ちょっと心配でした。
結局「リアルで和太鼓を叩いてみたい」という好奇心が勝り、そのサークルに参加することにしました。
■音と手応えがまるで違う...リアル和太鼓、面白いぞ!
「音が出るようになるまでが大変」
そんな楽器が多いですが、太鼓は叩けば音が出る楽器です。
他の楽器に比べて、誰でも簡単に音を出せるため、意外と始めやすい楽器だと思います。
でも、和太鼓で曲を仕上げるのはちょっと難しく、みんなと合わせるのはさらに難しい...ということを知りました。
なぜかというと、右手と左手の役割があるからです。
みんなで右手と左手の動きを合わせ、さらに上に高く上げるパフォーマンスがピッタリ合うとすごくかっこいいのですが、それが難しい...。
楽譜には右手で叩くタイミングと左手で叩くタイミングが書かれていて、その通りに叩くのはなかなか難しいものでした。
さらにみんなの動きが合っていないと決まりません。
長い曲だと1曲13分もの長さがあったり、難解なリズムの曲があるなど、ゲームとは違う難しさがありました。
しかし、リズムが取れ、動きが合い、仲間との一体感が生まれたとき、和太鼓から出るあの大きな音や振動、その迫力、みんなの気迫や空気感はゲームを超えていました!
あのとき、迷いながらもサークルに参加し、和太鼓に触れる機会に恵まれたことにいまは感謝しています。
ただ、メンバーはあまり増えておらず、存続の危機は続いています...。
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