「55歳の男性です。義母の行き過ぎた青汁信仰。体にいい、それは分かっているのですが、ものには限度ってものがあると思います。何でも青汁をかけてしまう義母に家族みんなが大迷惑しています!」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■長年、体調不良に悩まされていた義母を救った青汁
70代前半になる義母の話です。
若い頃は病気なんてしなかった義母でしたが、50代後半にさしかかった頃から、高血圧や高血糖、糖尿病などを次々と患うようになりました。
少しでも良くなるようにと、いろいろな治療や健康食品を試してはみたものの、何をしても一向に体調はよくならず、すっかり塞ぎこんでいました。
10年以上そんな状態が続いていたあるとき、義母の知人が某社の粉末青汁を勧めてきました。
いままでいろいろな健康食品を使ってもあまり効果が出なかったこともあり、義母は今回もどうせダメだろうと、あまり期待せずに飲み始めました。
ところが、予想に反して少しずつ具合が良くなったのです。
そして、飲み始めて1年も経つと目に見えてさまざまな症状が改善し、医者も驚くほどに体調が良くなっていきました。
すっかり元気を取り戻して明るくなった義母。
私たち家族も大喜びして、その粉末青汁に感謝していました。
しかしその後、だんだんと雲行きが怪しくなっていったのです。
■義母の青汁信仰がどんどんエスカレートしてしまい...
最初の頃は粉末青汁を水で溶かして毎日1回飲むという、ごく普通の飲み方をしていた義母だったのですが、効果があったことに気を良くすると、毎食に青汁を飲むようになりました。
そして、普通に飲むだけではなく、食事に粉末青汁をかけ、ふりかけのようにして食べるように...。
いまでは、毎食全ての食事に粉末の青汁をかけないと気が済まなくなってしまいました。
ある日、妻と子どもたちが義母宅に遊びに行くと、義母が食事を作ってくれて一緒に食べたそうです。
しかし、義母が自分のご飯に粉末青汁をかける様子を見た妻と子どもは、驚きで凍り付いてしまい、食事中は何も話せなくなってしまったそうです。
義母は「あなたたちもふりかけて食べればいいのに」と、平然としていたとか。
さらにその後、妻が義母とデパートに買い物に出かけたとき、レストランで食事をしたのですが、なんと粉末青汁をバッグから取り出して食事にかけていたそうです。
まさか外出先でもこのようなことをすると思っていなかった妻は、驚いてやめるように言ったのですが、義母は全く聞き入れず、すべての料理に粉末青汁をかけました。
周囲の人が義母のことを好奇の目でチラチラと見てくる状況に、妻は耐えられないくらい恥ずかしい気持ちになったそうです。
店を出ると妻は義母にすかさず、恥ずかしいので粉末青汁は家で飲むだけにしてほしい、とお願いしました。
しかし義母は、妻が青汁の効能を分かっていないからそんなことを言うのだと憤慨。
そして、義母は家族全員に粉末青汁の良さを理解してほしいと、我が家に大量の青汁を送ってくるようになりました。
子どもたちと話をするときも青汁のことばかり言うようになり、最近は子どもたちが義母と電話するのも嫌がるようになってしまいました。
どうすれば義母の行き過ぎた青汁信仰を止められるか、妻も私も頭を悩ませています。
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