「43歳の女性です。17歳の息子には変わった癖があります。将来がすこし心配ではありますが、小さなことで幸福を感じられる純粋な子なんだと、親バカ全開で見守っています」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■皮を剥く感覚? なんでも剥がして食べる息子の変な癖
息子は現在17歳、高校生らしく日々青春を楽しんでいます。
ごく一般的な高校生であるはずの息子ですが、変な癖があるのです。
それは、お菓子やアイスクリームなど、なんでもかんでも「剥がして」食べること。
たとえば、ポッキーのようなチョコレート菓子の場合、まず初めにチョコレ-トだけをきれいに剥がします。
そして、ビスケットだけになったものを満足そうに眺めてから食べるのです。
物心がついたときからその食べ方で、幼い頃は私も笑って過ごしていたのですが、現在17歳...まだやってるの? と思ってしまいます。
いや、それとも17歳だからこそ、こういうことがしたいのかな? 他人と違うことをやってみたい年頃...? チャレンジ精神?
こちらも感覚がおかしくなってきます。
チョコレートでコーティングしたアイスクリームも同じで、周りのチョコレートをきれいに剥がし、中のバニラアイスクリームだけにして「ねぇお母さん、見て見て」と、とてもうれしそう。
その顔を見ていると、私もなんだか笑えてきます。
人によっては「汚い!」と思われそうですが、母親としては「またそんなことして」と言いつつも、何気ないことで楽しんでいる息子がなんだか愛おしいのです。
先日、私の両親が家に遊びに来たとき、手土産に地元でおいしいと評判のミルクレープを持ってきてくれました。
案の定、息子は1枚1枚丁寧に剥がして食べたので、それを見て両親は爆笑。
「ちょっと変わってる子だとは思っていたけど、本当に変なことするわね~」
母はそう言っていましたが、やっぱり変わってますよね?
息子の大好物であるバームクーヘンも、できる限りそぉーっと1枚ずつ剥がして食べています。
そのほうがおいしいのかな? と思い、こっそり真似をしてみたこともありますが、やっぱり普通に食べたほうが美味しい気がしました。
■そんなものまで剥がすの...!? いよいよ理解不能な息子の奇行
先日我が家で餃子パーティーをしたときのこと。
たくさん作って、大きなホットプレートで焼いて「よし! 焼きたてを食べよう!」と意気揚々と食していたとき、ふと息子を見ると、まさかまさか...!
餃子の皮を丁寧に剥がしているではありませんか。
え、それも剥がしちゃうの? かける言葉が見つからない私。
「餃子は剥がさないで食べたほうが美味しいな」とブツブツ言いながら食べていました。
私はこのとき、息子は「美味しさ」よりも、剥がすことによって得る「達成感」のようなものに重点を置いているのだなと悟りました。
そんな息子も来年はいよいよ新成人。
おいおい、大丈夫か? と思いつつも、こんなユニークな大人がいたっていいじゃないか、と思う母なのでした。
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