傷口にはマッチを...ってなにごと!? 母親が妄信する「あり得ない治療法」にドン引き

「49歳の男性です。病気がちの母は誰よりも何よりもお医者さんの言うことが第一。しかし、最近謎のこだわりを持ち始めて困っています。どう考えても医学的にありえないこだわりなのに、誰の言うことも聞きません...」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■医師の言うことならなんでも信じる母だけど...

実家に住む私(49歳)の母親(70代)の話です。

母は若い頃から不健康な生活をしてきたので、40歳を過ぎてから肥満や関節痛、体のあちこちが悪くなってきてしまい、頻繁に病院に通うようになっています。

体のどこかが「調子が悪い」と言っては病院に通い、主治医の指示のもと生活しています。

いまは数種類の薬を飲んでいて、そのおかげで体調は落ち着いています。

そのため、生活に関わることは全て主治医の言うことが第一! 周りの家族が何を言っても主治医の言うことが全てという生活を送っています。

そんな母の口癖は「〇〇先生が言っているから」です。

ただ困ったのが、主治医だけではなく、テレビに出てくる医師の言うこともすぐに従うことです。

少々困ることもありますが、家族としては医師の言うことを聞かないより、素直に従ってくれたほうがよいので、黙っていることにしていました。

■え! それを傷口に? 母親の謎のこだわりが発覚

母はコロナ禍の間、テレビなどで医師が言っていたことを受けて、ほとんど家から出なくなっていました。

買い物があれば、私か近所に住んでいる姉に頼んでいました。

そんな母から電話があったのは2023年9月のこと。

「マッチを買って来てほしいんだけど、お願いしてくれない?」

「別にいいけどライターとかのほうがいいんじゃないの?」と聞くと、何と使うのは箱のほうで、側面のザラザラしているところ(側薬)を傷口に当てて、血止めに使うとのことでした。

詳しく聞くと、母が子どもの頃に祖母に教わった血止めの方法で、効果があるとのことでした。

おそらく祖母は、戦後で何もなかった時代に怪我をしたとき、やむを得ず使ってみたら効果があった気がしたので、いまも使っていたのだと思われます。

こんな方法をネットで調べても効果があるとは一言も書いておらず、誰に聞いても「何それ? どこの迷信?」というような反応でした。

私や姉が「いまは絆創膏とかあるんだから、そんな怪しげなことやめなさい」と忠告するも「医学的な根拠がないのは分かっているのよ。でも子どもの頃からずっとそれでやってきたから私は大丈夫」と言って聞き入れてくれません。

一応、医師にも聞いてみましたが、やはり「バイキンが入ってくる可能性がありますし、何の効果もないからやめなさい」と言われました。

それを母にも伝えましたが、なぜか聞き入れてくれません。

他のことでは医者の言うことを素直に従うのにおかしなこだわりが発覚して、私も姉も戸惑っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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