「52歳の女性です。親戚筋の法事についての話です。あまり関わりがない方の法事だと、申しわけないですが、出席するのは面倒ですよね。それは分かっているんです。でも『あの人は出席してくれたのにあなたは出席しないの?』と、ついモヤモヤしてしまうことありませんか?」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■そうきたか。実父の一周忌。伯母に声をかけたら...
2012年12月のことです。
2011年に父(享年77歳)が亡くなって1年が経ち、目前に一周忌法要を控えていました。
当時、私(当時40歳)も夫(当時40歳)も親戚の不幸が相次いで、法要の段取りや葬式の翌日に別の法事を行うなど、肉体的にも精神的にも慌ただしい日々を送っていました。
そんな中での父の一周忌です。
父には2人姉がいますが、上の姉はすでに他界していました。
2番目の姉(当時79歳・私にとっての伯母)は、一周忌の話をするとすごく出席を渋りました。
高齢ですし、交通も不便なところに住んでいたので、法事自体への参加が面倒だったのでしょう。
仕方がないので自宅までタクシーを手配することで了承してくれました。
いまになって思うと、そこまでして来てもらうことはなかったのかなと思いますが、コロナ禍前でしたし、欠席という選択肢は母(当時72歳)と私にはなかったのです。
いまなら無理強いはしなかったのかもしれません。
■来るものと思っていた母方の従姉妹たちは...
私には母方に従姉妹が3人います。
2012年11月に私は従姉妹たちの法事に出席、もちろん母も出席しました。
12月になり父の一周忌法要の準備をすすめていたところ、食事の予約の関係もあるので、3人の従姉妹たちに出席の確認をしたら全員欠席との連絡があったのです。
思わず「えっ誰も来ないの?」と言ってしまいました。
つい先月、従姉方の法事に私と母は出席したのに? とはいえ、出席するしないは気持ちなので強要することはできません。
一番上の従姉(当時41歳)には、3人子どもがいるのですが、「その日はPTAの役員会があるから行けない」とのことでした。
これには母も怒ってしまい、いまだに根に持っています。
母の妹(当時62歳で3人の従姉妹たちの母)も病気を患っていて欠席でした。
病気は仕方がないと思います。
しかし、下の2人の従妹(当時38歳と37歳)は、自分の母親が一緒でないと嫌との理由で欠席の返事がきました。
私からすれば、姉妹3人もいるのに誰か1人くらい来てくれてもいいのでは...? とモヤモヤしました。
縁としては遠い義母(夫の母で当時63歳)と義姉夫婦(夫の姉夫婦で当時42歳)は出席してくれて恐縮でした。
従姉妹たち側の法事については母が行くというなら、ひとりっ子の私は母を連れて行くために欠席するという選択肢はありませんでした。
当時、私の子どもは3歳でまだ手のかかる時期で、私だって大変だったのに、従姉たちはあんなにあっさり断るなんて...。
物事って平等でないな、それで済んでしまうなんて理不尽だなと思った出来事でした。
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