「43歳の女性です。お盆に豪雪地帯の親戚宅へ泊まった我が家。いつもは涼しく天国のような場所なのですが、2023年は暑すぎて30度越えを連発! 涼しさの欠片もなく、私も熱中症になってしまい...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■「猛暑から逃げられる!」と期待した避暑地の残酷な状況
2023年のお盆は、義実家がある遠方に帰省しました。
1人暮らしをしていた義母はグループホームに入ったため、私たちが滞在したのは義実家ではなく、夫の伯父(88歳)夫婦の家でした。
この地域は冬は寒さが厳しく、夏は「冷房がなくても涼しい! 爽やかで同じ国内と思えない!」という、都会で暮らす私たちには贅沢な環境です。
2023年は全国各地が猛暑でしたが、「親戚宅は我が家より断然涼しいはず!」と思っていました。
しかし、帰省した日からその地域も32度以上を連日記録する状態になってしまいました。
親戚宅の地域は冷房器具はあっても扇風機だけで、ほとんどの家にエアコンはありません。
いつもエアコンは28度設定で過ごしていた私たち家族は、自宅よりも暑い場所で生活することになってしまいました。
■目の前がクラクラ...帰省先でまさかの熱中症に
帰省して数日、最高気温は34度に。
家のありとあらゆる部屋の窓を開け、水分や塩分を補給し、私と夫(54歳)、小6の息子も熱中症にならないよう気を付けていました。
ところが、お昼を食べて1時間ほどしてからです。
頭痛と吐き気、倦怠感にもおそわれて立っていられないほどになった私。
軽度の熱中症になっていたのです。
すぐに夫が家電量販店に行き、扇風機を買ってきました。
夫は「この暑さでは、高齢の叔父叔母たちの命に関わる」とエアコン購入を決意し、エアコンと取付け工事を頼むつもりで家電量販店に行ったそうです。
ところが、「エアコンの取付け工事は3週間待ち」とお店の人に言われたため断念し、扇風機にしたそうです。
そんな夫の心配をよそに、高齢の叔父叔母は平然とした顔。
まるで暑さを感じていないようでした。
「扇風機を入れるほどでないのに」と言うので、夫が「そうやって高齢者は熱中症になるってテレビでも言ってるでしょ」と何度言っても「弱」しかしない叔母。
「強」にしようとする夫と不毛な攻防もありました。
幸い私の症状は一旦、落ち着きましたが、1日ごとに食欲がなくなり、夜も暑さで何度も目が覚める始末。
例年のお盆は涼しいため、着替えも長袖ばかりで、急遽、半袖や冷感素材の服を買う羽目になりました。
食事の用意も暑くてする気になれず、電子レンジをフル活用して毎日3食作りました。
来年もこの暑さだったらと思うと、高齢の伯父叔母が心配でなりません。
早めにエアコンを入れてあげたいのですが、使ってくれるかどうかも心配です。
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