<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:54
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。子どもは「天からの授かりもの」だと思っています。
54歳のアラフィフ兼業主婦です。
何年か前に友人女性のAさん(当時38歳)から相談された話です。
Aさんは結婚しない主義だったのですが、Bさん(当時38歳)と出会い、37歳のときに結婚しました。
結婚当時すでにその年齢だったので、子どもを授かることができなくても仲良くやっていこうね、なんて夫婦で話していたそうです。
しかし1年ほど経った後、Aさんの義母(Bさんの母で当時60代)が頻繁に孫のことを聞いてくるようになりました。
結婚前に両家の両親には年齢と子どもの話をしていて、義母からも「そうね。授かりものだからね」と言ってもらっていたそうなのですが、やはりお孫さんは欲しかったようです。
結婚したばかりの頃は「子どもは...あ~そうよね。授かりものだものね」と、たまに濁すように聞いてくる感じで済んでいました。
しかし、次第に「孫の顔が見たいわぁ」と、はっきりと口にするようになったのです。
「最初は理解してくれているふりだったのかな? 本当は孫が欲しいのよね」
Aさんは意見が変わってしまった義母のことを残念に思っていたようですが、何か思うところがあったようです。
「そりゃそうよね。私に子どもができたら初孫になるものね」
Aさんはそう思い直すことにしました。
かといって、AさんもBさんも無理に子どもを作る気はなかったので、のらりくらりかわしていたそうです。
しかし、次第に義母は「今度はいつ仲良くするの?」「計画的にしないとね」と、しれっと夜のことにまで口をだすようになってきたとか。
さすがのAさんもその発言には気持ち悪さを覚えてしまい、少し距離を置いたほうがいいのか悩み始めたのだそう。
確かに、その話を聞いた私も「気持ち悪い」と感じてしまいました。
いくら孫が欲しいとしても言い方があると思います。
私は「Bさんには相談するべきじゃないかしら?」と伝えました。
「そうよね。夫も分かってくれるわよね...」
Aさんも私の言葉を聞いて、少しほっとしたように頷いてくれました。
結局、Bさんに相談し、2人は義実家と距離を置くことに。
Bさんも自分の母親に性生活を聞かれていることを知って、かなりの嫌悪感を抱いたよう。
BさんはAさんの目の前で義母に電話し、「しばらく距離を置きたいので、そちらからは連絡してこないでくれ」とはっきり言いました。
その後、義母のストレスから解放されたおかげなのか、Aさんは妊娠し、いまでは2人の子どもに恵まれています。
それをきっかけに、義実家ともそれなりのお付き合いができるようになったそうです。
しかし、もし子どもができていなかったら、いまでも付き合いがないままだったのかと思うと、複雑な気持ちになります。
孫欲しさに夜の生活のことにまで口を出されたら、きっと私も嫌悪感を抱くでしょう。
もしこれから息子(現在24歳)がパートナーを紹介してくれたときは、私はそういう言い方はしないようにと肝に銘じた話でした。
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