<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ゆらら
性別:女性
年齢:44
プロフィール:シングルで2人の子どもを成人まで育て上げたワーママです。
娘の友人のママ友(50歳)がマウント女でした。
彼女とは子どもの保育園が一緒で仲良くなりました。
ママ友の夫の実家は地元では有名な旅館を経営していて、彼女自身も見た目は派手。
日頃からお金持ちアピールをしてくるタイプでした。
うわっと思いましたが、話してみると気さくでいい人そうだったので、仲良くなりました。
しかし、仲が良くなるにつれて素の部分が見えてきて、ことあるごとに金持ちマウントをしてくるようになったのです。
距離を置こうかと考えていましたが、子ども同士は仲が良く、彼女と関わらないことが難しかったため、なんとなく付き合いを続けていました。
子どもたちは中学まで一緒でしたが、高校が別になったので自然と疎遠になり、私も彼女とはもう関わることはないと思っていました。
ところがある日、私の職場に彼女がパートとして入ってきたのです。
以前は「夫の収入がいいので私は働くなんて考えられない」などとマウントを取ってきていたのにどうしたのか...理由を聞いたのですが、内容にあきれてしまいました。
「毎日専業主婦をしていたら暇で仕方がないので、世間の低層階の人たちがどんな生活をしているのか体験するために、少しだけ働いてみることにしたの~」
相変わらずだなーと思い、これから彼女と仕事を一緒にするのが憂鬱になりました。
ちゃんと仕事をしてくれるのか心配していましたが、やはり世間知らずでビジネスマナーなどは皆無、注意されてもどこがいけないのか分かっていない様子です。
お荷物のパートさんになっていたのでどうせすぐ辞めるだろうと思っていましたが、なぜか必死で、面談では勤務時間を長くして勤務日も増やしたいと話していたと聞きました。
これは何かあるなと思い、他のママ友に聞いてみたところ、どうやら彼女の散財癖が原因で夫と上手くいっておらず、離婚寸前で家から追い出されそうになっているとのこと。
なるほど~と納得しました。
あれほどお金持ちマウントをしていたのに、今は必死に働いて散財した分を返済しないといけない状況のようです。
なりふり構わず働く姿に、昔の派手で自信に満ち溢れた彼女の姿はありません。
毎日怒られて小さくなっている姿を見て、これ以上マウントをとることもできないでしょうし、散財することも難しいんだろうな、と思うと少しスカッとしました。
人気記事:《漫画》「手伝います」「いいよ大丈夫」義実家でしどろもどろの私。食事は外食になったけど<前編>
人気記事:《漫画》「俺が面倒見る!」だと? 1人暮らしの叔母の「貯蓄額」を聞き豹変した従兄夫婦<前編>
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。