「男の子ならいらない」不妊治療の末に妊娠した私に、知人が言い放った許せない一言

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:51
プロフィール:年齢より見た目を重視しようと美容皮膚科に通い中。

「男の子ならいらない」不妊治療の末に妊娠した私に、知人が言い放った許せない一言 1.jpg

夫(51歳)には同じ歳の幼馴染がいます。

今から10年ぐらい前までは、お互い小さい子どもがいることから、大晦日や連休には幼馴染のお宅で食事をするなど、よくおつきあいをしていました。

幼馴染の奥さん(現在44歳)は美容の仕事をしているようで、玄関もリビングもゴージャスに飾り付けていました。

トイレを借りたときも、まるで一流のレストランのようで感心しました。

そんな奥さんは、めでたいことに3人目を妊娠。

しかし、2月の出産予定を控えた11月の連休に、その奥さんが今でも忘れられない衝撃の一言を放ったのです。

幼馴染の夫婦には、すでに女の子が2人いました。

私は子どもたちに「いいね! もうすぐお姉ちゃんになるね!」などと話していました。

そのうち、話は産まれてくる3番目の赤ちゃんの性別の話になりました。

「性別もう分かっているの? 男の子、女の子どっちだろうね?」

何気ない質問でしたが、それに対する返答は驚くべきものでした。

「当然女の子でしょ。男の子どもはいらない」

一瞬、彼女が何を言ったか分からず唖然としてしまい、二の句が継げませんでした。

どんな理由から、男の子どもはいらない、と言ったのでしょう。

育て方なのか、将来のことを考えてなのかは分かりません。

また、そんなこと言っても男の子が生まれる場合もありますし、もし、お腹の中にいる子が男の子だったらどうするのでしょう。

私はそんなことを言い切る彼女に怒りを覚えました。

実は私、不妊治療を受けて、子どもを授かるまでに10年もかかりました。

我が子をこの手に抱けるなら、男の子でも女の子でもどっちでもいいとずっと願っていました。

それもあって、彼女の発言は許せなかったのです。

夫も夫の幼馴染も同じリビングで飲んでいましたが、少し離れていたのでこちらの会話は聞こえてないと思います。

私は奥さんに腹が立ちましたが、子どもたちもいるし、ここで言い争うのは違うかなと思い、言葉を飲み込みました。

翌年2月、奥さんは女の子を出産。

夫から、とりあえず母子ともに健康と聞いて「それは何より...」と思いましたが、男の子が産まれていたらどうするつもりだったのか...と考えてしまいました。

私の子どもも女の子で、かわいいです。

でも、男の子にもなんとも言えないかわいさがあると聞きます。

もし、あの奥さんに男の子が産まれていたらどうしたのでしょう...もしかしたら、男の子のかわいさにメロメロになってしまったのかもしれません。

たらればになりますが、友人としてそうであってほしいです!

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