性別:女
年齢:47
プロフィール:父は自営業なのでリタイアせず現役を続けています。両親ともに高齢なので、突然なにか起きないか、心配しています。自分はずっと働いてきて、高齢出産。若いつもりが自分自身も心身ともに衰えを感じてきています。
我が家は、70歳の母とすでに他界した祖母がひどいリウマチでした。
特に祖母は人工関節を入れたりと晩年はかなり悩まされていましたが、専業主婦だった母は祖母ほどひどい印象はありませんでした。時代とともにリウマチ薬や痛みや炎症を抑える薬もよくなってきているからだろう、と思っていました。手足の変形は痛々しかったのですが、私は母が見た目は元気だったこともあり、実家に行った時は当たり前のように家事全般やってもらっていました。
私は、自分がリウマチになるとしてももっと年をとってからだろうと根拠なく思い込んでいました。ところが、第二子出産後ちょうど40歳の時に、上の子の面倒を見つつ、新生児の子育て、家事、など普段の生活をしていたら、膝、手指、足指など、普段よく使う箇所に痛みが出るようになりました。
それと同時に、朝目覚めた時に布団の中で手指の先まで浮腫んでいるような、手のひらをグーパーするだけでもキシキシするようなこわばり感が気になるようになりました。それでも、妊娠、出産で体が普段とは違うという感覚に慣れていたので、産後の浮腫みか、赤ちゃんの抱きすぎによる腱鞘炎と膝痛かなとか思って気にせずにいたのです。
しかし、急速に関節の腫れと痛みがひどくなってきて、ついには立ったり座ったりが困難になってしまいました。
子供を実家に預けて、病院で診てもらうとリウマチでした。かなりひどい状態だったようで、すぐに薬をもらいました。実はリウマチは産後発症する人が多く、30代でもなる人はなるそうです。遺伝も関係しているけれども、遺伝で必ずなるとは限らない、とも言われました。
私がリウマチを発症したことで一番落ち込んだのは、母でした。娘にはリウマチが遺伝しないようにとずっと願っていたようで、私がリウマチになったと伝えるとひどくうなだれて、涙を流しながら「ごめんね、ごめんね」と謝っていました。
医者は遺伝とは限らないと言っていましたし、もちろん私は母や祖母を責める気持ちは全くありません。だから、この母の反応には私までもらい泣きしてしまいそうでした。同時に、この母の落胆から、リウマチという病気は、母の様子から私が想像していたより辛いものなのではないか・・・?と思い当たりました。
その後、ずっとリウマチと付き合い続けて、その辛さを正に実感しています。確実な治療法がないので、よくなってきたと思ったら急に悪化したり、新しい薬が効いてるなと思ったら、しばらく使用したら全然効かなくなったり...。ともかく長く付き合う覚悟が必要です。
そして、母の見た目はちょっと腫れているだけのように思っていた手や足も、実は少し触れるだけで痛いとか、瓶やボトルのふたを開けることがとても大変だとか、どれだけ辛いか、痛いか、いろいろな動作が難しいか、自分がその病になってみて、初めて知りました。
痛いとたまに口にする程度で、きっと辛い痛みをおして家中のことを全てしてくれていた母には、いまさらながらですが、感謝してもしきれません。と同時に、私にはあんな完璧に家事ができないと、リウマチの痛みにすでにギブアップしている日々です。
子供が小学生なので、走って先に行かれると追いかけることができません。リウマチのため、膝と足首、足裏が痛く走れないからです。ただでさえ高齢出産で、周りのママよりも上なのに、リウマチのせいでさらに老け込んで見えそうなのが怖いです。子どものためにも、いつまでも若々しいママでいたいので、もっと自分にあった薬を見つけて、早く腫れや痛みとさようならできたらいいなと願っています。
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