<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:53
プロフィール:田舎育ちのアラフィフ兼業主婦。山間で育ったのでわりと虫は平気です。
今年53歳になる兼業主婦です。
私の女友だちAちゃん(50歳)の家の話です。
Aちゃんの家は山間にあり、田んぼや茶畑などが多い地域です。
そのためホタルなどもたくさんいるのですが、害虫も同じようにたくさんいます。
先日、私がAちゃんの家に伺ったときに不思議な光景を目にしました。
Aちゃんの家では、緑茶の出がらしを捨てずにとっているのです。
私の家では出がらしはそのまま生ごみとして捨てるものだったので、たまたま目についたそれが気になりました。
Aちゃんに理由を聞いてみたところ、「あぁ、それは虫よけのためよ」と教えてくれました。
なんと緑茶の出がらしを乾燥させて部屋に置いておくと、害虫、とりわけムカデが寄って来なくなるよ、と言うのです。
Aちゃんの家では、取り置いた緑茶の出がらしの葉を乾燥させ、その後、不織布の袋に入れてベッドや布団の近くに置いておくのだそう。
「そうしたら、夜寝ているときにムカデに襲われる心配がないけん、安心して寝れるんよ。うちのちっちゃい頃から普通にやってることやから、あなたに聞かれて初めてよその家ではしてないことに気が付いたわ」
Aちゃんはそう笑いながら言っていました。
ムカデが寄って来なくなる理屈は、Aちゃんも分からないそうです。
しかし、お茶の産地で知られるAちゃんの家がある地域では、生きているムカデを見つけたときも、火バサミで捕まえて熱い緑茶をかけて退治するのだとか...。
お茶の産地ならではのおまじないのようなものなのかもしれませんし、もしかすると緑茶のなんらかの成分が実はムカデに効くのかもしれません。
おばあちゃんの知恵袋のようなものなのかも。
部屋にあった、乾燥した出がらし茶葉の入った袋の匂いをかがせてもらいましたが、すごい匂いはしませんでした。
むしろ無臭か、わずかに緑茶の匂いがする程度です。
ただ、本当にそれでムカデなどが寄って来なくなるのであれば、殺虫剤や虫よけスプレーなどを使わなくていいので、寝室など家の中には安心して置けるものだなと思いました。
科学的な根拠がある話ではありませんが、私の家でもちょっと試してしてみようかなと思っています。
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