「息子が生まれる前に我が家にやってきて、瞬く間に家族に溶け込んだ我が家の愛犬・チワワ。その後、難病の息子のために奔走する私たちに、たくさんのものを残してくれました」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
ざわつく胸を抑えながら病院に向かいました。
病院について先生から「もうこの子の心臓は大丈夫。根治です。薬ももういりませんね」と花丸の太鼓判を押してもらい、嬉々として病院から帰宅したら...Bちゃんは自分のケージの中で冷たくなっていたのです。
病院から帰ったばかりで、また動物病院へ...。
検診帰りの3人目の子も一緒に直行、すぐに蘇生処置を行ってもらいましたが、すでに息は絶えていました。
死因は吐いたものが喉に詰まったことによる窒息。
Bちゃん、最期はご飯を食べようと頑張っていたんだ...。
いろいろな感情が沸き上がって、涙が抑えられませんでした。
息子がもう大丈夫と言ってもらったその日に亡くなるなんて...。
きっとBちゃんは息子に命のバトンを渡して、自分は先にあの世へ帰ったのでは...そう思いたくなるような出来事でした。
あれから10年、3人目の子は元気なやんちゃぼうずに育っています。
ときどきBちゃんの写真を見ては、何だか懐かしそうな眼をしているので、この子の記憶のどこかにBちゃんは存在しているんだろうなと思っています。
漫画:すずはる/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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