「販売業界はセクハラが多い、そんな噂を聞いたことがありましたが、まさか自分の身にふりかかるとは...しかも、年齢差別ともとれる行為まであったので、怒りがおさまりません」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
とはいえ、店長は私が訴えてすぐに戒告処分になったわけではないんです。
被害をうったえたとき30代半ばの男性上司は思いのほか親身に話を聞いてくれました。
ただ、店長やスーパー側に直接苦情を言ってくれたわけではなく「あの店長は影響力が強いからね...」と言葉を濁しただけでした。
このときは私が担当エリアを変わることでセクハラは間接的に解決しました。
当時、私はラウンダー(スーパーなどを定期的に巡回し、自社商品の売上が伸びるようディスプレイを工夫したりする人)として単独で動くことが多かったので、狙いやすかったのかもしれません。
問題の店長が戒告処分になったと噂が流れたのは、私が被害を訴えた数カ月後。
私の後任を務めていた20代女性が店長からのセクハラ行為を上司に相談し、怒った上司がスーパーの上層部に訴えたとか。
従業員の相次ぐセクハラ被害にうちの会社も事の重大さを認識して対処したのでしょう。
しかし、うがった見方をすれば、40代女性の被害はうやむやにするくせに、若い女性の被害には即対応するとも受け取れました。
その後ラウンダーは辞めましたが、あの頃のことを思い出すと今も釈然としない気持ちになります。
漫画:なみき/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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