捨てたいけど捨てられない物。片付けるしかないけれど......

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ペンネーム:カスミ
性別:女
年齢:54
プロフィール:物を捨てることができず、収納の中はギッシリ。必要最低限の物だけで生活するシンプルライフに憧れています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

つい最近のこと、私はインターネットで「何でもご相談ください」と謳っている買い取り専門店に問い合わせて、査定をお願いしました。

それはテレビで見た番組の特集から、「いらない物を売る事ができないだろうか」と思ったからです。

査定してもらったのは貴金属数点と、服や高価なグッズ。ですが、買い取ってもらえたのは金の指輪とイヤリングだけでした。テレビでは生き物と食べ物以外は何でも買い取るような話でしたが、実際は違うようです。

特に服が嵩張って困っていたのですが、服はちょっと見て「うちでは買い取れません」と言われたんです。中にはサンローランのコートや、カシミアのコートもあったのですが、古い型の服なので「流行に合わない」という理由でした。

困った私は、更に「何でも買い取ります」と宣伝している某有名なリサイクルショップに持って行きましたが、そこでも断られてしまいました。しかも、私が査定をしてもらっている隣で貴金属の査定を受けている人がいましたが、高価な貴金属がすべて数十円の値段をつけられているのに驚きました。

 

渋々家に持って帰り、クローゼットや押し入れを開けてみると、やはり服や荷物でギッシリ。とてもしまえる隙間はありません。捨てようとも思いましたが、購入する時には清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入したものばかり。なかなか捨てる決心ができません。

そこで、まずは捨てるのか残すのかを決めていくことにしました。テレビで見た片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんの言葉を思い出しながら、買取を断られた服を仕分けていきました。サイズの合わない服などは手放すことにしたのですが、リサイクルショップはやめてオークションに出品することにしました。

手元に残す服については、収納するスペースを確保しなければなりません。そこで私はクローゼットの服を全て出して、いる物といらない物に分けていきました。そして、いらない物については、捨てるものと出品する物に分けていくことにしたんです。

ゴミ袋はパンパンになっていき、それと同時に収納に余裕ができました。ついでに周辺の小物も自己査定。いる物・捨てる物・出品する物と、分別していたらだんだんと楽しくなって、その先はよく考えないで直感で分けるようになり、作業が早くなっていきました。

取り敢えず1部屋分だけ終わったら、分けた物をまとめてみました。そして、着る服をハンガーにかけたり畳んだり、空っぽの収納に片付けていくと、嘘のように余裕で入れられました。その次に、捨てる物を分別しながらゴミ袋に入れていき、ゴミの日までには日数がありましたし、室内に保管する場所が無かったので一時的に家の裏庭に隠しました。

出品する物については、すぐに出品できる物は写真を撮り、洗濯する物は洗濯機に運び、そのまま洗濯。ゴミを外に出した分、スッキリはしましたが、出品する物が売れるまでは、やっぱり今まで通り収納に戻すことにしました。

そして、本やCD、アクセサリーと大きな物はそれぞれ別のサイトに出品しました。送料の安い物はフリマアプリで全国の人を対象にし、大きくて送料がかかったり梱包が面倒な物は「取りに来れる方」という条件を挙げて掲示板サイトに出したのです。

時間はかかっていますが、少しずつ売れて片付いています。掲示板サイトでは、壊れた電化製品も買い取ってもらえました。買取業者に頼むより、自分で出品する方が納得できる値段で売れて、良かったです。

 

不用品は捨ててしまえば簡単な話なのですが、我が家にとっての不用品を必用としている人がいて、無理してでも取りに来てくれるのを見て、出品して良かったなと思います。物を大切にするためにも、自分で納得して手放すためにも、これからもフリマアプリや掲示板サイトを利用していきたいと思っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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