軽い気持ちで見学した弓道。やってみたら思った以上に気持ちが良かった

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ペンネーム:さち
性別:女
年齢:47
プロフィール:ずっと働いていましたが、高齢で妊娠、出産し専業主婦に。40歳前に弓道を始めました。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

私は、ずっとフルタイムで仕事をしてきました。デスクワークで溜まったストレスの発散には、仕事の後に美味しい物を食べに行ったり、友達とお酒を飲んだり、そんな日々を過ごしてきました。

ですが年齢を重ねていくと、そういったストレス発散にだんだんと体がついていかなくなってきて、翌日の胃もたれや二日酔いに、余計にストレスを感じてしまったりしていました。

仕事で疲れた後でしたが、たまに近所の区のスポーツセンターに行き、プールでウォーキングをしたりもしました。しかし、プールは着替えが面倒だったり、冬は帰り道が寒かったりして、自分にはあまり向いていませんでした。

そんなスポーツセンターで、生徒募集の掲示がされていた弓道。

今まで弓道なんて曖昧にしか知らず、柔道や剣道のような本格的な武道で、軽くやるスポーツではないだろうと思っていました。しかし、募集要項には、経験も関係なく初心者OK、年齢も成人ならOKというように幅広く、ちょっとした興味がわきました。そして、応募の前に、実際に見学をさせてもらいました。

その時に、実際弓道をやっている方々を見て、あまりにも、凛とした美しい姿に、思わず引き込まれました。今からでも始められる、いつか自分もこんなカッコよく弓をひけるようになる、そう思ったらすぐに応募してしまいました。38歳の時でした。

弓道は、難しいです。本当に難しい。

的に矢を当てるだけでも難しい。いや、当たる当たらない以前に、矢を放つだけでも難しい。初心者である私は、まず立ち方や姿勢、それから歩き方など、そこから教わりました。清潔感のある弓道場の静かな空気の中での、それらの指導をうけるのは、はじめは重苦しいものかなと思いましたが、張り詰めた空間での稽古は、不思議なことにとても心地よいものでした。

一緒に稽古を受けている生徒さん達も、実に様々でした。年齢も職業も、見た目も性格も色々。でも、弓道を習っている時は、みんな夢中で楽しんでいました。上達の早い人もいれば遅い人もいる、でも、弓道は的の中心に当てることだけが大切なのではなく、他に、教えられることがたくさんありました。マナー、ふるまい、態度、姿勢などなど、当たり前のことですが、大切なことを改めて学びました。

もちろん練習を重ねて、弓から綺麗に放たれた矢が的に当たった時は、それはそれは嬉しいです。次もまた当てたい!と思います。本当は、バンザイしてとびはねたいくらい嬉しいけれども、静かに喜びました(笑)。

弓道を続けると、姿勢がよくなります。そして、ゆっくり呼吸をするくせがつきます。これらによって、気持ちが落ち着きますし、集中力がつきます。弓を引く時、的を狙う時には、気持ちを落ち着かせ集中することが、とても大切だからです。何年か続けてらっしゃる、私よりもずっと年上の方は、とても姿勢が良くて、とても上手で、はじめたばかりの私よりも、若くカッコよく見えます。弓道には、そういう効果があると思うんです。

激しく動くスポーツではなく、静かに行うスポーツである弓道は、思っていた以上に楽しく、そしてストレス発散というか、ストレス解消ですね、イライラ高ぶっていた気持ちをすっと消してくれる、そんな効果が感じられます。向く向かないはあると思いますが、私には効果的でした。

弓道場に入った瞬間の、冷たく感じるピンと張り詰めた空気も好きです。出産を機にお休みしていますが、今また始めようと道場を探しています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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