<この体験記を書いた人>
ペンネーム:キジトラ
性別:女性
年齢:46
プロフィール:アラサーでオーストラリアへ移住。夫と2人で旅行を楽しむのが趣味の主婦です。
夫(48歳)の姉(50歳)は環境への意識が高く、「買わない・使わない・捨てない」をモットーとしています。
それはいいのですが、自身のモットーを完遂するため、家族に迷惑を掛けることがしばしばあります。
たとえば、義姉は毎月実家へ帰省しているのですが、毎回、洗剤など日用消耗品を「少しもらっていくね」と言って、持参した容器に入れて持ち帰るそうです。
本人いわく「買うとゴミが出るから環境保護のため」とのこと。
実家とシェアすればゴミの削減につながると思い、行動しているようです。
しかし、そのせいで義母は、消耗品をつねに買い溜めしておかないといけないハメに。
シャンプーの新しいボトルを開けても、義姉が半分近く持っていくためすぐになくなります。
義母が「自分で詰め替え用を買いなさい」と注意しても、義姉は「ゴミが出るからダメ」と聞かないそう。
しかも義姉的には「ちょっとだけ」という感覚で、これらの消耗品の代金は一切払っていないのだとか。
弟である私の夫は「節約してるだけじゃん。セコイなあ」と文句を言っています。
ゴミについても、結局実家が処理しているのだから、削減につながっているのかは疑問。
他にも義姉は、食器の洗い方にも独自のやり方があります。
スポンジにほんの少しだけ洗剤を付けて食器を洗い、蛇口からちょろちょろっと出した最小限の水で、表面の泡を流し落とすだけというスタイル。
そのため食器が乾いたあとは、どれも表面がベタベタしています。
私は指でこすってキュッキュッとなるまですすがないと気が済まないタイプですが、逆に義姉は洗剤残りをまったく気にしないようです。
義母が注意しても「水の節約。少量の洗剤残りなら健康には無害」と譲りません。
コップにいたっては、水を飲んだ程度なら、自分が口を付けたところだけ指で軽く撫でて棚に戻しています。
結局、義姉が帰った後に義母が洗い直しています。
いくら「環境に優しい」を掲げていても、不衛生なのは問題です。
以前はこんな出来事もありました。
義姉は、義父が入れ歯洗浄で放置していたグラスの水をただの水と勘違いし、ケトルに入れてお湯を沸かしていたのです!
そのお湯で淹れたお茶が薬品っぽい臭いがしたため、飲む前に気付いて難を逃れました。
気付かずに飲んでいれば、大変なことになっていたかも知れません...。
そのときですら義姉は「飲みかけの水だと思って。捨てるのはもったいないから。煮沸消毒すれば大丈夫だと思ったの」と、苦しい言い訳をしていました。
しかし、ただの水だったとしても「使いまわし」なんてあり得ません。
気持ち悪くて、その場にいたみんなが怒っていました。
極めつけはトイレ。
私は義姉が使用した後にトイレを使ったことがあるのですが、義姉はなぜか流していませんでした...。
私は流し忘れだと思い、「お義姉さん、トイレ流し忘れていましたよ」と指摘しました。
すると義姉は「水の節約よ。次の人に一緒に流してもらおうと思ったの」と、悪気なく言うではありませんか!
義姉と同時期の帰省は無理かもしれません...。
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