「結婚して初めて夫婦で迎える年末。まだどう過ごそうなんて考えてもいない頃です。義母から『年末に遊びに行ってもいい?』との連絡がありました。夫はまさかの歓迎ムード。 そして、ついに義両親が年末にやってきたのですが...」
■年末年始に新婚の息子夫婦を訪れる義両親
それは結婚して初めての年末のことです。
わたしは30歳、夫は28歳。12月に入籍し、一緒に住み始めたばかりでした。
年末年始をどう過ごそうか、まだ考えてもいなかったある日。
義母から電話がかかってきました。50代前半で共働きの義母は「年末なんだけど、29日でお父さんもわたしも仕事納めなのよ。30日からそっちへ行っていいかしら」。
咄嗟になんと返答したらいいかわからなかったわたしは、かなりためらった挙句「A(夫)さんに聞いておきます」と答えました。
もちろん即答で「嫌です」と言いたかったのですが、なかなか言えるものではないですよね。
そして夜、帰宅した夫に伝えました。
当然拒否反応を示してくれるものだと思っていたのに、夫の答えは「賑やかになっていいね。布団足りるかな」。
「......」
すぐに反論が出来ない私をよそに、夫は承諾の電話を義母にしていました。
年末年始を義父母と過ごす、それも若夫婦が行くのではなく「来る」......。
行くのなら元日に挨拶に行って食事して帰る、くらいのことは当たり前かな、と思えます。
でも義父母のほうから30日に来るということは、いったいいつまでいるのでしょうか......。
そして二人は考える間もなくやって来ました。
2人分の布団を抱え、まあまあな量の荷物と共に...。
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