「社内で不倫していた上司のAさんと部下のBさん。相手が好きなのはわかりますが、仕事を放棄するような上司でガッカリです...。人間の本性はピンチのときに現れると思った出来事です」

■最悪のタイミングに愛の暴走...周りは大迷惑
もちろん、Aさんも一緒に頑張っていたのですが、Bさんのことが気になるのかずっとソワソワしながら時計を見ていました。
そしてお昼ごろ、ついに動いたのです。
「もうすぐ手術が始まる時間だ、みんなには悪いけど俺は早退して手術のお見舞いに行く!」
その言葉に一同は唖然。このタイミングでAさんに抜けられたら仕事になりません。
Aさんが病院に行ったところで手術がうまくいくわけではないですし、そもそも盲腸の手術です。
深刻な病気ではないのにそこまで心配する⁉
みんなで必死に止めましたが、「部下のピンチに駆けつけるのは上司の務め、仲間が大切じゃないのか」などと訳の分からないことを言うばかり。
さらにはBさんがいかに優秀な社員で大切なのかを語りだしました。
「彼女はいつも自分のことは後回しにして、みんなのために尽くしてくれて...」
確かにいい人でしたが、いまは別の意味で言ってるよね? とその場にいた全員が思っていました。
語っているうちにAさんは自分に酔ってきたようで、ついには涙を流し始めました。
言葉を詰まらせながら「彼女は...本当に大切な人で...みんなにとってもそうだろう?」と言い、無理矢理出ていってしまいました。
その日は残されたメンバーで翌朝まで必死に働き何とかしましたが、この事件を境にAさんはチーム内で孤立。
嫌悪感を露骨にあらわすメンバーもいて、チームの雰囲気は最悪になってしまいました。
誰かが報告したのか、やがてこの話は社長も知ることとなり、しばらくして上司のAさんは会社を去ることになりました。
Bさんはこの件で目が覚めたのかAさんとは別れ、その後はチームでバリバリ働いていました。
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