「親族の集まりに義姉の夫が来ていませんでした。用事があって不参加と聞いていましたが、実はとんでもない事情が。悪いのは...もちろん義姉しかいません!」
■やらかしていたのは義姉の夫ではなく義姉だった!
義姉(娘)の様子を不審に思って、義母が「どうかしたの?」と訊ねても、義姉は「大丈夫」と言うばかり。
心配した義母は、義姉から電話を取り上げて義姉の夫と直接話し始めました。
そしてすぐさま「ええっ!!!」と、叫び声にも似た声が家中に響き渡りました。
驚いて固まる私、隣にいる義姉はおろおろ。
話を聞くと、なんとその日は義姉の夫の実家で、姑さんの80歳のお祝いである「傘寿祝い」の会が開かれていたとのこと。
しかし、長男の嫁である義姉は、自身の実家の集まりを優先し、その祝いの席をすっぽかしていたのです。
義姉は姑さんと日頃から折り合いが悪く、夫のAさんの実家に帰るのが大の苦手。
「年末年始の帰省も苦痛でしかない」
いつもそう愚痴っていました。
だからといって、そんな大事な会をすっぽかすとは...Aさんも怒って当然です。
Aさんは当日、仕事のために後から参加したそうですが、妻の姿がないことに驚いたとか。
事情をAさんから教えてもらって、義母は「申し訳ない、申し訳ない」と、電話で必死に謝っていました。
電話を切ると「Aさんの実家の大事なイベントを無下にするなんて!」と、娘を一喝。
終いには「私が嫁からそんな態度を取られたら涙が出ちゃう」と、軽く私にプレッシャーを与えつつ、涙声で義姉を叱っていました。
Aさんによると、姑さんは長男の嫁のありえない行動にご立腹で「子どももいないし離婚しろ!」とまで言っていたそうです。
翌朝、義姉は「一緒に行く」と言い張る母を伴い、傘寿祝いの品を持って、旦那さんの実家へ謝罪に行きました。
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