「おせち料理を手抜き料理とバカにする男性。なにかおせちに恨みでもあるのでしょうか? そんなとき、みんなの気持ちをとある人物が代弁してくれました。ただ、いろいろと考えさせられる出来事でした」
■女性の反論には耳を傾けないのに、あの人の言葉には黙るのか...
正月の親族の集まりで、おせち料理を「手抜き」とバカにする男性。
酔っていたのもあると思いますが、楽しい雰囲気はぶち壊しです。
他の人が「そんなことないですよ、豪華でおいしかったですよ」とフォローしても、男性は空気を読まずに文句ばかり。
しまいには「おせち程度で大騒ぎするなんて、お前たちは普段から料理はするのか? 得意料理は何なんだ? 最近の女性は家事をしなくて困ったもんだ」と周囲に絡み出しました。
絡まれた私たちは「料理しますよ〜」と受け流していましたが、いい気持ちはしません。
この状況を見かねて、最年長(80代)の男性が言ってくれました。
「妻はよくおせちを作ってくれたが、本当に大変そうで手抜き調理ではないよ。いつも忙しく休みのない主婦には正月くらい休んでほしいんだけど、結局ゆっくりさせてあげられなくて申し訳なく思っている。妻には感謝してもしきれない」
そう言った途端、その男性は大人しくなりました。
あんなに威勢がよかったのに年上の男性の言うことは聞くなんて、まだこんな絵に描いたような「男尊女卑おじさん」がいるんだ...とあきれてしまいました。
そのおじさんのことを私はよく知らなかったのですが、親戚に聞くと普段はもっとひどいようです。
コロナ禍前の親戚の集まりでは、女性にお酌を強要し、未婚の女性をけなし、酔っ払うと若い夫婦に夜の生活のことをしつこく聞くなどしていたとか...最低ですね。
男女平等がいまの常識ですが、こういうおじさんの意識が変わらない限り、女性の生きづらさは変わらないんだろうな...と、新年早々思ってしまいました。
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