55歳独身、親友が欲しい!「親友づくり」を始めて気づいたこと

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ペンネーム:みすず
性別:女
年齢:55
プロフィール:私は、55歳独身です。最近、寂しい時、辛い時、傍にいてくれる友人がいてくれたらと思います。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

小さい頃からいつの時代も、仲良くしている友人はそれなりにいたものです。しかし、社会人になり、歳を重ねていく度に環境が変わると、仲良くなるものの定着せず、出会ったり、段々疎遠になったりの繰り返しです。

私は今までの間で、親友と呼べる存在が2人いました。1人は幼稚園からの幼馴染で、特に中学生の時にいつも一緒で、毎日会っているのに交換日記をするなど、何でも話せる仲でした。高校が違ってからは段々と距離ができ、なかなか会わなくなりましたが、今も年賀状のやり取りをしています。

もう一人は、24歳の時同じ職場で知り合い、それ以来、仕事が変わっても、一緒に遊んだり、旅行したり、何でも話せる大親友でした。出会って12年たった頃、いつものように、一緒に紅葉を見に、往復5時間かかる観光地に日帰りで行きました。車のタイヤがパンクしたり、私が寝不足で気分が悪くなったり、トラブル続きで帰りの車の中は会話一つなく帰宅しました。彼女とは、それっきりになってしまったです。多分、これは原因ではなく、きっかけだったのだと思います。彼女と私の性格は正反対で、私は自由奔放で、彼女は真面目で堅実、私は、結婚よりも夢に向かって突き進む方で、彼女はとにかく結婚願望が強く、その件でよく口論になるなど、日々の積み重ねだったのだと思います。12年間の大親友でも若さ故にお互いが自分の事で精一杯だったのでしょう。今思えば、性格が正反対でも相手を尊重しあえる、そして思いやる気持ちがあれば、もっと違った友人でいられたのだと思います。

それから、親友と呼べる存在は現れていません。彼女とのことがあり、少し人間関係に疲れていたというのもありました。しかし、この年代になると、それなりにいろいろ大変なこともあり、寂しかったり、辛かったり......そんな時、たわいのない話や愚痴、相談など、心から何でも話せる女性の親友が欲しいと心の底から思うようになりました。

そのためにインターネットの交友掲示板を利用したこともあり、何人かの女性とメール交換をしたものの、結局音信不通に。それでもその中には、半年位メールと電話のやり取りをして、ランチをするまでに仲良くなった女性もいます。しかし、彼女と会うのを楽しみにして行ったのですが、初対面でお金を貸してと言われた時はショックでした。

結局、親友って作ろうと思っても、そんな簡単なものではないと思いました。相性もあれば、環境もあるし、何でも話せるようになりまでは、それなりのコミュニケーションも必要だと。

12年間も大親友だった人とでも疎遠になってしまった私。そう思うと、1人の親友という型にはめなくても、それぞれの環境にあった友人に愚痴を言ったり、相談したりすればいいのかもしれない、と思うようになりました。

例えば、私は、仕事で知り合った同世代の男性と電話で長話をします。仕事の愚痴から将来の夢、たまにプライベートのことまで。彼とは、仕事の同志、お互いに高めあう関係です。
また、以前の職場の同僚とは、今も時々食事会をしています。ケアマネージャーなので、母が介護施設を選ぶときは、いろいろと相談にのってもらいました。英会話で知り合った人達とは、年齢をこえたお付き合いができ、バトミントンの仲間もできました。

幅広い人間関係は、時として心豊かな環境を作ってくれるものです。友人がなかなかできないではなく、出来る環境づくりを自分からしていくことが大切だと気付きました。その中で、友人は自然とできるものだし、また、親友と呼べる人ができるかもしれません。サークルやボランティア、イベントなど集いの場に積極的に参加することは、とても友人作りに効果的と思います。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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