54歳の時に変形性膝関節症と診断。痛みで足を引きずるように

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ペンネーム:やまやま
性別:女
年齢:60
プロフィール:20代の頃の体重は、44kg。現在は68kg。50代前半には膝の痛みに悩まされました。変形性膝関節症です。コレステロール値が40代半ばから高く、とうとう2016年からコレステロールの薬を飲むようになりました。肝機能の数値も悪く、最近家族病らしい痛風の数値(尿酸値)が急に高くなったことを心配しています。

ひざの痛みを感じるようになったのは、50歳前後だったように思います。長く歩いた時、冷房で冷えた時に痛みを感じていましたが、その頃はさほど気にしていませんでした。ですが、2月初旬の寒い夜、長男とピアノリサイタルに出かけた時、異変が起こりました。1部と2部の間の休憩時間、いつもでしたらトイレに行きますが、この日は何故か面倒に思い、休憩時間は席に座ったままでした。後から思ったことですが、これがいけなかったのです。演奏が終わって立ち上がった時、両ひざに強い痛みを感じました。その時から、ひざが痛くて大きく足をひきずらないと歩けなくなってしまいました。

早速整形外科のある病院に行きました。レントゲンを撮った結果、両足とも変形性膝関節症との診断がおりました。ひざの軟骨がすり減り、骨の棘が出ている状態(骨棘と言います)で治ることはなく、よくて現状維持と医師からの宣告。右足の方が特に悪いそうです。治らずに、ずっとこの痛みとつきあっていくのかと思うとショックでした。膝にヒアルロン酸注射を打つと、ひざの炎症を抑え関節の動きをスムーズにすることができるといわれ、勧められるがままにあまり間隔を開けずに5本打ってみましたが、残念なことに変化はありませんでした。

当時の私は、某保険会社のアフターサービスの仕事をしていました。自転車には以前と同様に乗れるのですが、痛みのために歩くときは大きく足をひきずってしまいます。またよくないことに、より痛む右ひざをかばうために、左ひざも痛くなってくるのです。病欠でしばらく休むようにと会社は言ってくれましたが、訪問を待つお客様が重なっため、私は休まず働きました。特に、座ったところから立つときが大変でした。あちこちにつかまりながら、やっと立ち上がるのです。介護の仕事をしている知人は、寝たきりになってしまう高齢者の多くは変形性膝関節症を患っていると教えてくれ、将来への不安も大きくなっていきました。
そんな不安から、ひざ痛に関する本も何冊か購読、ネットで見つけたマッサージや整骨院を検索し訪れました。近隣の市にまで足を伸ばし5軒も回ってもみましたが、一向に効果は出ず、私の努力は空まわりばかりしていました。

ですが、色々調べたことによって、病気に対する知識が増え、自分がどうしなければいけないのかがわかってきました。ひざに痛みがでるのは加齢と体重オーバーが原因といわれがちです。もちろんそれも原因の一つですし、実際に現在の私の体重は、20代の頃の体重と比較すると20kg増えていますので対策は必要です。でも、一番の原因は筋力の衰えだと整骨院の先生に教えてもらいました。そこで、いまは1回30分間の筋力トレーニングに週に2回通い、足に筋力をつけるよう努力しています。この成果からか、正座はできないものの、日常生活をする分ではひざの痛みを意識せずに過ごすことも可能になりました。まだ、長く歩くとひざに痛みが出るので元通りには程遠いですが、引き続き筋肉をつけてひざの痛みを軽減させていきたいと思っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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