50歳を目前に、尊敬する方から「愛している」と告白され...

10-pixta_32362161_S.jpg

ペンネーム:ダイチママ
性別:女
年齢:46
プロフィール:離婚後、子どもの笑顔に救われています。子どもと一緒に始めた武道歴は10年以上。今や稽古が生きがいです。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

柔道の指導者だった夫との関係がうまくいかずに離婚した私。

もともと日本の武道の世界感が好きだったのですが、夫と別れた以上、柔道を続けることができなくなり、別の武道を子どもたちと始めました。それはとても奥深く、楽しいものでした。

激しい運動ではないこともあり、年齢が上の方も多くいらして、子どもと3人の生活で不安なこともたくさんあった私にとって、良き先輩であり父親代わりのような方がたくさんいる楽しい場所となったのです。

そういったことから一層熱心に稽古をする私たち親子を、道場のみんなから一番尊敬されている、ある先生がとても気にかけて下さり、特別に稽古もしてくださるようになりました。

先生は、袴がキリッと似合う、穏やかな声で指導してくださる方。私たちはその特別稽古をとても喜び、呆れるほど熱心に道場に通いました。


そうするうちに、先生からメールをいただくようになったのです。それは、「今日も稽古を頑張ってましたね」「小さなことも熱心に聞いてくれるのはとても嬉しいです」「今県外に出稽古に来ています。景色が素晴らしいですよ。」というとても優しいもので、嬉しくお返事させていただいていました。

ところが、そのうち、内容に変化が生じるようになったのです。『着ていたワンピースが素敵だった』『笑顔がかわいかった』といったものから、抱きしめたかった』という露骨なものまで
「まさかあの素晴らしい先生が。奥様もいらっしゃるし、どういうつもりなのだろう」と戸惑いました。

女性のお弟子さん達がみんな先生を憧れを持って見つめていることを知っている私は、先生が私にそんなメールをしていると知れたら、とても恨まれる、と怖くもなりました。


そんなある日、先生が酔って「愛してるよ」と電話をしてこられたのです。「ああもう稽古はやめなきゃいけない」と絶望しました。中学生になり、この道にとても誇りを持ち始めている息子がこんなことに巻き込まれてやめないといけなくなったら私のせいだと悩みました。立派な奥様もいらっしゃるのに、どうして私なんかに構われるのか。50を前にしてこんなことに巻き込まれる煩わしさもありました。子どものためにも自分のためにも、胸を張れない関係をこうした鍛錬の場に持ち込みたくないと思いました。
どのように対応するべきか悩んだ末、「私は一生を子どもの成長を見守るために捧げたい」と手紙でお断りしました。


この経験によって、学んだこともありました。しっかりしないと相手に誤解させてしまうのだと痛感したのです。そして、少しだけ強くもなりました。もう恋愛なんて懲り懲りと思ってたのに、先生の視線にドキドキさせられたこと、人から良く思われることの心地よさが、エネルギーを与えてくれたのだと思います。だからと言ってお断りしたことは後悔してないですし、誰にも告げる気はありません。


今では先生は他の方に夢中です。複雑ですが、間違わなくてよかったと思いました。

でも、一方で、ほんの少しの間だけちょっぴり心が華やぎました。私もいつかふさわしいお茶の相手を見つけたいとも思えるようになったことを先生に感謝したいです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
PAGE TOP