「50代の男性です。他のチームより人数が少ない私たちの和太鼓サークル。どうやって発表会で目立とうかとチャレンジしてみたのが『腹筋太鼓』だったのですが...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■筋肉痛で歩けない...『腹筋太鼓』恐るべし
2019年12月から趣味で始めた和太鼓サークルの話です。
メンバー不足で瀕死の状態ながら、どうにか活動しているこのサークル。
参加し始めてすぐにコロナ禍となり、ほとんど練習も発表もできない状態でしたが、練習参加から4年が経った2023年11月。
コロナ禍も落ち着き、いろいろな催しが再開するなかで、初めて発表する機会がやってきました。
それは町の文化祭で、複数のサークルが集まって行うもの。
和太鼓は私たちのサークルのみで、歌や舞踊などの発表に比べたら音は大きく迫力があり、みんなの前で太鼓を披露する喜びを味わうことができました。
しかし、次の発表の機会は、いくつかの市町村の和太鼓サークルが集まって演奏をするものでした。
「普通にやってもうちは人数が少ないし、子どものメンバーもいないから全然目立たないよね」
どうしようかとみんなで悩んでいたところ、太鼓歴15年の女性メンバー(53歳)が言い出したのです。
「器具もあるからさ、腹筋太鼓にしようよ」
「腹筋太鼓? 何それ?」と思っていると、太鼓を横にし、叩き手はその太鼓を脚で抱えるように仰向けになり、上半身を少し浮かせる感じで太鼓を叩くというものでした。
「見たことある! 某アイドルグループが何かのイベントでやってた」(太鼓歴4年の私)
「いいねいいね、やってみよう」(太鼓歴4年の62歳男性)
そうなったのですが、実際やってみると大変なことになりました。
腹筋はもちろん痛いのですが、股関節がそれ以上に痛く、太鼓を叩くどころではないのです。
わずか2分ほどの演目なのに、翌日には股関節痛で歩けないほどになってしまいました。
■腹筋太鼓は断念...でも、どうにか目的は達成できました
あまりのキツさを次の練習時に報告し、腹筋太鼓はあきらめざるを得なくなりました。
何か他の手はないかと話し合った結果、この4年間叩くことのなかった大太鼓を使うことになりました。
直径1.3mほどで、長さは2mほどある大きな太鼓です。
いつも叩いている中太鼓よりも太く大きく、音の迫力はまったく違います。
この大太鼓のバチの大きさは通常のものより2倍ほど大きく重く、今度は腕が筋肉痛になりました。
腹筋痛と股関節痛で歩けないよりはマシだったので、わずかに2カ月ほどの練習でしたが、こちらの大太鼓バージョンで発表会に出場しました。
大きい太鼓は目を引きますね。
少人数ながら、目立つことができたと自負しております。
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