「夫が47歳で倒れたとき、いろんな悪い想像が頭を駆け回りました。でも、夫がそうなる前に、気になる予兆が間違いなくあったんです。あのとき、『まさかそんな...』と思って真面目に対応しなかったことを、本当に後悔しています。みなさんも体に異変を感じたら、自分で素人判断をせず、しっかり検査を受けることをおすすめします」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
あれは、2011年の5月の早朝のことです。
早朝5時、朝食の支度をしにキッチンに向かう途中で、ダイニングのコタツに寝転んでいた夫が起き上がり「コーヒーを入れて」と声をかけてきました。
またコタツで寝てしまった様子の夫に苦笑しながら「うん、わかった」と返事をしてキッチンに向かってすぐ、突然「ガタン!」と何か物が倒れるような音が響きました。
慌ててダイニングを覗くと、夫がものすごく大きな「いびき」をかいていました。
ついさっき会話したばかりなのに、いきなり大いびきをかいて寝てしまう、その異常さに嫌な予感をおぼえながら夫に近づくと、なんと夫は白目をむいて血の泡を吹いているではありませんか。
私の頭の中に「脳出血」という病名がドンと浮かびました。
夫はその時47歳。
実は、夫の父親は52歳の若さで脳出血により他界していたのです。
私は、夫の名前を大声で呼びながら、肩をトントンと叩きましたが、夫は何の反応も示しません。
2階に寝ている高校3年生の長女を大声で呼び「お父さんがたいへん!救急車を呼んで!」と叫びました。
慌てて下りてきた長女が119番通報をする間、私は夫の名前を呼び続けました。
漫画:にーや/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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