40代から始まった遠距離恋愛。55歳の今、ようやく結婚を意識した理由

pixta_32362232_S.jpg

ペンネーム:アリサ
性別:女
年齢:55
プロフィール:10年前に出会ってすぐ始まった遠距離恋愛。今ではときめきはありませんが、信頼と安心感のあるいい関係です。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

現在私には、10年位お付き合いしている6歳年下の彼がいます。仲の良い女友達と2人で行った居酒屋のカウンターの隣の席にたまたま座っていた彼が声を掛けてきたのがきっかけでした。お酒を飲んでいたこともあり、3人で会話が盛り上がり、別れ際に携帯番号を交換することに。それから連絡を取り合い、休日にはドライブしたり、仕事が終わった後には、一緒に食事をしたりデートを重ねていくうちに、正式にお付き合いすることになりました。

それから1カ月たった頃、夜遅くに彼から会えないかと電話があり、私の自宅の傍に停められた彼の車に乗り込むと、突然目の前に、とても華やかな花束が。

サプライズのプレゼント!と、私はとても感激しながら受け取りました。しかし、これは実は送別会でもらった花束というのです。どういうことかと尋ねてみると、なんと関東に転勤するとのことでした。そんなこと聞いてないと彼を責めると、最初は転勤と思わず、出張と聞かされていたと彼も戸惑っていると言うのです。私も突然のことで、どう受け止めてよいやら。しかし、彼の引っ越しが始まり、やっと実感することができました。関東に向かう彼を見送った時は、とても寂しく辛いものでした。

しばしの別れと思いながらもこうしてはじまった遠距離恋愛。九州と関東、お互いそれ程経済的にも余裕がなかったので、1年に1度、彼が帰省することでしか会えませんでした。それも2泊3日と、あっという間の時間。

なので、通話とLINEが大切な彼との懸け橋でした。遠く離れていると、身体のことが一番心配です。油物が大好きな彼に、野菜をなるべく採り、油物はなるべく控えるようにと毎日、毎日言っていました。食べることが唯一の楽しみである彼にとって、それはうるさいと思われたようで、最終的には、口論になることも多々ありました。

毎日の電話の中では、お互いの1日の出来事を話したり、時には喧嘩をしたり、泣いたり笑ったりと、いろいろありましたが、かれこれ遠距離恋愛も10年目を迎えました。

最近は、喧嘩もなく、お互いがお互いを思う気持ちにも余裕ができ、最近ではいい意味で空気みたいな存在でもあります。彼は、離婚の経験があり、息子と娘の2人の父でもあります。子供達とは、連絡もなく疎遠になっているとのこと。

最近、彼も寂しい老後を意識するようになったのか、結婚を口にするようになりました。

正直、10年もなると現状が自然となり、また母の介護をしている私にとって、彼のいる関東に行くことはとても不可能な状態です。それは、彼も十分に理解しています。彼だって仕事をやめなければ、帰ってくることもできませんが、仕事をやめるつもりはないようでした。

私にも彼にも、結婚するような心構えや準備ができていませんでした。

そんな時、あるテレビ番組をみました。49歳の父と17歳の娘との2人暮らしの家庭。いずれ親元を離れる娘が、父に新しい伴侶をみつけてもらい、幸せな生活をおくってもらいたいと、父親のお見合い相手を募集するという趣旨のものです。父親も、「寂しい老後をおくりたくない」といっていて、この言葉にすごく共感しました。

そうだ、寂しい老後はおくりたくないし、いずれは、彼との結婚も考えるべきかもしれない。一緒にいて10年にもなると、ときめきみたいな感情はありませんが、離れながらも10年間一緒にいてくれた人です。信頼もあり、安心感もあります。彼とだったら、穏やかな老後の生活がおくれるのかなと思える今日この頃です。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
友だちに教える
この記事が気に入ったらいいね!しよう
毎日が発見の最新記事をお届けします。
PAGE TOP