「50代の男性です。お葬式は短時間でいろいろ決めなければなりませんが、こんなにバタバタするとは思いもしませんでした」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■葬儀会社のあまりの手際の良さに感心! でも大丈夫?
2023年10月に私の妻(53歳)の母(82歳)が亡くなったときの話です。
亡くなると、悲しむ間もなくすぐにお葬式の準備が始まります。
私は、病院から葬儀会社に義母が亡くなった旨を連絡しました。
電話で簡単に今後の段取りが説明され、「詳しくは後ほど妻の実家で」ということになりました。
すぐに妻の実家へ行くと、葬儀会社の担当Aさん(20代後半)が来て「担当させていただきますAです」とあいさつがあり、その後、段取りや準備するものなどの説明を受けました。
実はこの会社、4年前(2019年)に妻の父(当時79歳)のお葬式を頼んでいました。
そのときのお葬式の印象がとても良かったので、今回も安心していました。
最初の打ち合わせでしたが、お通夜や葬儀に際しての食べ物から引き物まで一通りの説明を受け、手配をお願いすることができました。
この段階では、手慣れた感じでパパッと進めていくので、手際がいいのかなと思えるものでした。
その後、パンフレットのようなものを見て話をしながら、決めたもの(祭壇やお花など)が掲載されたページに付箋を貼りました。
新たに貼るのではなく、前の付箋を移動するだけ、メモもとっていなかったので「これで分かっているのはすごいな」と感心していました。
■バスは来ないし、引き物の中身が違う?
打ち合わせが済んで、Aさんは帰りました。
その日の夕方、葬儀会社から届けてもらうものがあったのですが、今度は別のスタッフBさん(20代前半の女性)が訪れて「担当させていただきますBです。こちらがお届けものです」と持参してくれました。
「担当者がたくさんいるんだな」と思っていた私。
翌日、さらに別のスタッフ(60代前半の女性)が打ち合わせに訪れ、「担当のCです。よろしくお願いします」とあいさつしてきました。
「え? そんなに担当がいるの?」とびっくりしつつ、なんだか大掛かりな感じに思えたことを覚えています。
4年間で会社も大きくなったんだな、なんて思っていましたが、どうやら違ったのです。
最初に段取りを組んだAさんとBさんは、その後は来ませんでした。
てっきり担当者が増えたと思っていた私たちですが、いつの間にか担当が代わっていたのです。
当日はCさんが1人で進めていきました。
風貌からしてベテランの方と思いきや、なんだかおかしなところがチラホラ。
葬儀会場に向かうためのバスが来なくて慌てて手配したり、お通夜ではマイクを使わず流れを説明をしているので、何を言っているのか分からなかったり...。
さらにはお香典に対しての引き物の中身が違っていたりと、お葬式の直後に身内に謝罪の連絡をする羽目になりました。
担当のAさんのときに決めたことはなんだったのか...。
おそらく、引き継ぎがちゃんとできていないなかったのだと思います。
なんともバタバタしてしまったお葬式でした。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。