「3年前に夫が亡くなり、私と子ども2人が残されました。今は派遣で働いているのですが、教育費、自分の親の医療費に義母の介護...。将来のことを考えると不安で、現在就職活動中です」
■半年に及ぶ就職活動も結果が得られず...
3年前に夫を病気で亡くし、2人の子どもと私が残されました。
私の老親は持病があり、義母も介護が必要で、私が働くという選択肢しかありませんでした。
すぐにでもお金が必要なことは明白でしたし、仕事を選ぶ余裕もない状態でもありました。
時給の高さや、年齢的なハンデが少なかったこと、すぐに仕事が出来て週払いが可能だったことから、半年前に派遣の仕事を始めました。
仕事があることはありがたいのですが、先のことを考えると正直言って夜も眠れない時があります。
今は仕事に行っていられるけれど、年齢も年齢だから(50歳です)、「明日から来なくていいよ」と言われたらどうしようとか、「もっと時間に制限がなく働ける人がいい」と言われたら...とか、頭の中で悪いことしか浮かばなくなることもいつもです。
中高年になると派遣先の選択肢も狭まってくるし、募集している雇用形態もアルバイトやパートがほとんどです。中には社員登用制度を謳っている会社もありますが、その実態はよくわかりません。
実際のところ私も、この半年、就活で20社ほど応募しましたが、その中の5、6社は面接を受けるところまで行かずにアウトでした。
残り14、15社は面接してはもらえましたが、中には「採用する気があるんですか?」とこちらから尋ねたくなるような、やる気のない面接をされたり、正社員登用制度と明記してあったはずなのに、そのことについて尋ねてもトンチンカンな返答が返ってきたりと、思った以上の手応えはありませんでした。
少しでも早く仕事を得て、少しでも長く働きたいという思いは募ります。
しかしその思いとは裏腹に、就活は思うようにいかず焦りばかりが出てきてしまい、空回りの繰り返しです。
採用枠が少なく、条件のいい仕事の募集があったかと思うと、応募者が殺到したせいで面接のみとしか書かれていなかったのにペーパーテストが行われ落とされたこともありますし、面接時にこちらがまったく希望していないにも関わらず、「夜勤や休日祝日もシフトに入ってくれなかったら、採用を見合わせます」と看板に偽りありのようなことを真顔で言ってきたりします。
売り手市場だとニュースで伝えていたのは、日本のことではなかったのかと錯覚しそうな感じです。
ここ半年ぐらい派遣の仕事の休みの日を使って採用面接に出かける感じで過ごしていますが、出口がまったく見えません。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。