「もう夫を解放してください」義母の最期に涙ながらに訴えた私...今も夫を苦しめる「呪縛」<前編>

「昨年亡くなった義母との仲は最悪でした。いつかは分かり合えると思っていましたが、最後まで無理でした。長男である夫は昔から義母から愛情をかけられず、就職してからは『金づる』のように扱われていたのです。今で言う『毒母』ですよね。それでも夫は義母の最期まで寄り添い続けたのです」

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■義母が義父から受けていたDVと「5歳年下の弟」の存在

昨年義母が70歳で亡くなりました。

義母と私の折り合いは最初から決して良くありませんでした。

いつかは打ち解けられる日が来るのではないかと一縷の望みを持っていましたが、結局それは叶いませんでした。

結婚前、まだ付き合って半年くらいの時に義母から言われた言葉があります。

「あなた一人娘なの! 将来私たちの介護どうするの! 結婚するなら自分の両親ではなく夫の両親を最優先に親孝行しなさいよ!」

当時は若くてその言葉の真意を理解できませんでした。

意味が分かった今でも、結婚自体には後悔はしていません。

なぜ義母が私のことを拒絶するのか理由は簡単でした。

「義父母の夫婦関係」が、とっくの昔に破綻していたのです。

義父は義母のことを家政婦程度にしか思っておらず、DVは日常茶飯事だったそうです。

夫は当時20代半ばで就職2年目でしたが、給料のほとんどを義母に上納し、義母の私利私欲とホイホイ加入する生命保険料に消えていました。

「塾やらなんやらで親にお金を使わせたのだから当たり前だ」

夫自身もそのことを問題視していなかったことに、私は強い違和感を覚えました。

夫が就職して初任給を渡したとき、夫は義母が喜んでくれると思っていたそうです。

しかし、義母から出た言葉は「やっと稼いでくれた!」でした。

ねぎらいの言葉はおろか、感謝すらまったくなかったそうです。

その後は勝手に夫の通帳からお金を抜き取り、そのことは一切言わず、引き落とし残高不足の通知を見て気づいたことがしばしばあったとのこと。

夫はそのことについて義母に一度も文句を言わなかったそうです。

愛情もかけてもらえず、ただの「使い勝手のいい子ども」のまま義母を亡くした夫の心は、今でも晴れません。

義母の愛はすべて、「夫の5歳年下の弟」に注がれていました。

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