「50代の女性です。外国人の夫の勘違いが酷すぎるんです。最初はちょっとずれているだけと思っていましたが、SNSなどで公開したらヤバいレベルです」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■予想の斜めはるか上の勘違いをしてしまう夫
外国人の夫(56歳)の勘違いが酷いです。
かれこれ20年ほど前、欧州のある街に住んでいた私(当時39歳)と夫(当時36歳)は、ハチワレの猫の女の子を抱いて森に散歩に行く途中でした。
すると、80代ぐらいのお年寄りの女性が「可愛いわね。うちにも同じ猫が居たのよ」と、微笑みながら声をかけてきたのです。
それに対して、夫はこう答えました。
「えーっと。あなたの猫の後ろ脚には、このハート型の柄はありますか? それから、この右足の肉球の親指だけが黒い...そして、このアゴの毛の黒い部分にポヨポヨと白い毛が混じっている...」
そう言いながら顔の猫をひっくり返したり、伸ばしたりしながら、いろいろな身体的特徴を女性に説明し始めたのです。
その女性は「同じようなハチワレの猫を飼っていた」と言いたかっただけのはず。
夫は多分、彼女の猫を盗んだとの嫌疑をかけられたと勘違いしたのだと思います。
そんな、はた迷惑な勘違いが多いのです。
1年ほど前にも、日本の電車の中で突然、「なんで日本では、みんなN社(ゲームの会社)の靴を履いてるの?」と言い出したのです。
よく見ると、電車に乗っているかなりの人が「N」と大きく描かれたスニーカーを履いていました。
「違う! あれはスニーカーを作っている『N◯◯◯』という会社のスニーカー!」
夫の脳内データには「N」で始まるボキャブラリーは、ゲーム機の会社しかなかったんだと思います。
後から聞いたところ、夫は日本に来てからの4年間、ゲーム機の会社がスニーカーも大流行させていると思っていたらしいです。
■夫の勘違いがSNSでは発信できないほどの危険レベルに到達!
極めつけは、つい先日の勘違いです。
「知ってた? プーチン大統領って昔、フライドチキンの店で働いてたらしいで!」
ドヤ顔で言う夫に「?」を浮かべながら聞くと、その店は某有名チェーン店のことでした。
「学生時代、バイトでもしてたのかな? でも、そんな昔から、社会主義国に米国のチェーン店なんかあったっけ? しかも冷戦時代に」
疑問に思い始め、やっと夫の勘違いに気づきました。
それは、フライドチキンの店などではなく、かつてのソ連のKGB(国家保安委員会)のことでした。
「最初の一文字しか合ってないし!」
多分、いまも夫の脳内で数々の壮大な勘違いが渦巻いていると思うのですが、ちょっと信じられません。
SNSなどで滅多なことをつぶやいて、炎上しないことを祈っています。
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