「通勤中に流産を経験しました。その時のことを覚えていないほど、身も心も、傷ついていました。1週間ほど休み出社した私でしたが、再びショックな出来事が起きてしまいました。同僚が大きな声で『流産おめでとう』などと言い、嘲笑したのです。この時の感情もショック過ぎて記憶がありません。驚いたことに、その女性は母になったのです」

■「むしろ流産おめでとうだよね」私を嘲笑した女性同僚
この例の女性職員(当時未婚)が、おそらく私がいることを知っているにもかかわらず、みんなの前で大きい声で言ったのです。
「流産して1週間休めてうらやましい。休めるなら私も流産したい。それにあんな人のところに生まれなくてよかったんじゃない? むしろ流産おめでとうだよね」
泣いたか泣いていないか覚えていません。
ただ呆然としたのを覚えています。
怒りやいろんな感情が死んでしまいました。
そして、4月に再び妊娠が分かりました。
それが今年18歳になる息子です。
うれしいのですが出血も続き、「また、流産したら子どもが産めなくなるのでは」と考えて不安になるため、安定期になるまで病院通いが続きました。
その後もつわりが酷かったりと、産休に入るまで気が気ではなかったです。
しかしちょうど年度替わりのタイミングで仕事量が減ったので、なんとか勤めあげられました。
そして、例の女性職員も数年後に結婚・妊娠をしました。
それもあったからでしょうか、あの時のような陰口は言われませんでした。
今から5年前、私は体調を崩し退職しました。
そして今回冊子をみて、あの女性職員のことを思い出してしまったのです。
今は夫も部下を持つ役職者になったので、絶対に私が言われたようなことは言ってはいけない、言わせてはいけないと伝えました。
あまりにもひどい記憶なので、再び忘れようと思います。
流産した子どもの事は生涯忘れませんが。
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