HSPは「逃げ」ではない! 他人からの評価にとらわれないために/私は私を幸せにする方法を知ってるんだ

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内向的・HSPについて思うこと

私は満員電車がとても苦手で、満員電車に乗るくらいなら引っ越す!くらいに思っているのですが、ある時その話をしたら「子供じゃないんだから、みんな頑張ってるんだから我慢しなきゃ」と言われました。

傷ついたと言うほどのことではないのですが、ああ、こういう価値観ってまだあるんだな、と少し悲しくなったのでした。

辛いといえば「みんな頑張ってるんだから!」「大げさだなぁ」「あなたが悪い」...そんな言葉が投げかけられる世の中です。

それが批判なのか、ただの意見なのかもわからない。

自分の辛さは自分だけのもので、人から見たら大したことないように見えるのかもしれません。

だけど本来は、自分の気持ちについて、他人からの評価は必要ないはずです。

それを忘れずに、みんなが辛いものは辛い!と素直に言える世の中になればいいと思います。

同時に自分の辛さを盾に相手を軽んじることも、しないように気をつけたいです。

相手を軽んじれば、自分も軽んじられる。

それを念頭において。辛さ比べや、いがみ合いはなにもいい結果を生みません。

HSPや内向的は一般的な言葉になりつつあります。

ただ、「とても敏感な人」というだけのはずが、いろいろなイメージがついているような気がします。

良いイメージであったり、悪いイメージであったり。

いろいろな印象があることは当たり前なのかもしれませんが、私にとっては内向的やHSPはただの性格や気質のタイプの1つに過ぎません。

そのもの自体に良いも悪いもないし、特別ではなく普通のものだと思っています(強いて言うのであれば、人間は全員特別なのだと思いますが!)。

また、HSPも内向的も「敏感」という共通点がありますが、だからといってそれ以外の人が鈍感で強く、あまり悩みがない、という風には捉えていません。

そして自分自身にも、弱さだけではなく強さがあると思っています。

人間は皆、弱いようで強い、強いようで弱いみたいな両面性のある生き物なのでしょう。

なので「HSPであるか」を気にしたり、「HSPなことは良いか悪いか」などを気にするのではなく、「自分」の中にある辛さとどう付き合うか、「自分」にはどんな短所や長所があるか、などを考えていくことが大事なのだと思います。

自分のことがわかるのは自分しかいないからです。

なかなか厳しい世の中ですが、あまりまわりの評価に惑わされず、私は私!と思っていきたいです。そして、私以外の人にも、そう思っていてほしいです。


 
※この記事は『私は私を幸せにする方法を知ってるんだ』(ここみ/KADOKAWA)からの抜粋です。
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