「頑張りすぎ」は「何もしない」と同じ。頑張るためだけに生きてませんか?/頑張りすぎない練習

人づき合い、仕事、家族の介護...「頑張る」はいいけれど、「頑張りすぎ」はダメ。無理せず、ほどよく、上手に休む―新聞、テレビ、ラジオ等で話題沸騰中、「現役看護師」の女性僧侶・玉置妙憂さん待望の新刊『頑張りすぎない練習 無理せず、ほどよく、上手に休む――』(マガジンハウス)より、心がラクになる生き方のヒントをお届けします。

「頑張りすぎ」は「何もしない」と同じこと――過ぎたるは及ばざるが如し

とにかく頑張ればなんとかなる、頑張ることこそが大切。

私たちは、なんとなくそう思っています。

頑張ることが目的になってしまって、頑張るためだけに生きてしまっている......。

人づき合いや仕事、家族の介護などで「疲れたな、つらいな」と感じてしまうのは、

何のために頑張っているのか――がわからなくなっているからかもしれません。

そのつらい状況が続くと、いつかはすべてを投げ出してしまうことになりかねません。

頑張っても、頑張っても好転せず、ヘトヘ卜に疲れたところで人生がとまってしまいます。

世の中はいつもかならず動いています。

水も空気もまわりの命も、私たちの体も考えも、動きつづけて流れています。

もちろん、時には流れがよどんで、とまってしまうこともあります。

けれど、かならず自然に動きだして流れていくものです

「頑張りすぎ」は、"流れ"をむりやり止めてしまうこと。

これしかないんだ――そう思いこんで、自然な流れをせきとめてしまうということなのです。

ところで、「頑張りすぎ」の反対は、「まったく頑張らない」(=何もしない)ですね。

でも、この「何もしない」も、自然な流れに逆らって"流れ"を止めてしまうということ。

つまり「頑張りすぎ」は「何もしない」と同じことなのです。

ことわざで言えば、「過ぎたるは及ばざるが如し」でしょうか。

「ゆきすぎることは、不足しているのと同じようによくない」という意味です。

両極端はダメという考えを、仏教では「中道」と言います。

ラクな気持ちで、心おだやかに生きる――ということは、「中道にいる」「どちらの端でもない真ん中にいる」ということなのです。

さて、あなたは今、頑張りすぎていませんか?

頑張りすぎているかどうか、すぐにわかる方法があります。

口の中を意識してください。

奥歯を噛みしめていませんか?

頑張りすぎているとき、私たちは無意識のうちに奥歯を噛みしめています。

文字どおり「歯を食いしばって」頑張っています。

耐えて耐えて踏ん張ろうとして、歯を食いしばります。

流れを無理やり止めようとしているのです。

奥歯をゆるめて、口の中をぽかっと開けましょう。

家事をしているとき、仕事をしているとき、また寝ているときでも、「力が入りすぎているな」と思ったら、ぜひお試しください。

【次回】「いいね!」をもらわないと、自分を好きになれない...?/頑張りすぎない練習

【まとめ読み】『頑張りすぎない練習 無理せず、ほどよく、上手に休む―― 』記事リスト

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人づき合い、仕事、家族の介護...無理せず、ほどよく、上手に休む―現役看護師の僧侶が伝える心がラクになる生き方。

 

玉置妙憂

看護師。僧侶。スピリチュアルケア師。二児の母。現役の看護師として勤めるかたわら、非営利一般社団法人「大慈学苑」を設立し、 院外でのスピリチュアルケアにも注力。講演会やシンポジウムの開催を行うなど、幅広く活動する。著書に、『まずは、あなたのコップを満たしましょう』(飛鳥新社)、『死にゆく人の心に寄りそう』(光文社新書)、『困ったら、やめる。迷ったら、離れる。』(大和出版)など。

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『頑張りすぎない練習 無理せず、ほどよく、上手に休む――』

(玉置妙憂/マガジンハウス)

「現役看護師」の女性僧侶・玉置妙憂さんが贈る人生の教科書。人づき合い、仕事、家族の介護…「頑張る」はいいけれど「頑張りすぎ」はダメ。「頑張りすぎない考え方&実践法」満載の心がラクになる生き方をまとめた1冊です。

※この記事は『頑張りすぎない練習 無理せず、ほどよく、上手に休む―― 』 (玉置妙憂/マガジンハウス) からの抜粋です。
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